障子ヶ岳

日　　時 ：2013年9月27日（金曜日）　曇りのち晴れ

場　　所 ：障子ヶ岳（1481.5M）しょうじがたけ　山形県西村山郡西川町大井沢

パーティ：単独行

コースとタイム（山行形態：登山口からのピストン）　現在震災で 紫ナデコースは利用出来ません

　　　　　天狗口（5:40）→猟師の水場（7:30）→雨量観測所（8:20）→粟畑あわばたけ（8:40）→天狗角力取山てんぐのすもうとりやま（9:00～9:10）→粟畑（9:35）→障子ヶ岳（10:30～11:00）→粟畑（11:50）→雨量観測所（12:00）→猟師の水場（12:55～13:10）→天狗口（14:40）

 

朝日連峰あさひれんぽうへの登山口（天狗口は災害による仮の登山口かな？）

入山後しばらくは樹林帯の緩やかな坂道が続きます

灌木帯を抜けると右手に障子ヶ岳が見えて来ました

雨量測定所脇から粟畑に続く登山道

綺麗に整備されている石畳の登山道

粟畑から望む天狗角力取山（中央のまろやかな山）

天狗角力取山から見る天狗小屋

天狗角力取山から見た寒河江葉山はやま（右手奥）と手前の広場（石を並べた土俵有り）

眺望のきく気持ち良い稜線歩きが続きます

雲の切れ間から日差しを浴びた障子ヶ岳

障子池から望む障子ヶ岳

山頂に続く最後の尾根（例年より10日ほど早い南斜面の紅葉）

大パノラマの広がる障子ヶ岳山頂風景

障子ヶ岳山頂より望む大朝日岳おおあさひだけ（1870.3㍍）

障子ヶ岳山頂より望む量感溢れる以東岳いとうだけ（1771.4㍍）

障子ヶ岳から続く 紫ナデむらさきなで（谷底までおよそ300m）と呼ばれる迫力のスラブ状岩壁

下山時、石畳登山道より望む竜門山りゅうもんさん（左1688㍍）と寒江山かんこうさん（右1694.9㍍）

 

◆当日出逢った印象的な花々と木の実◆

ミヤマコゴメグサ・タカネマツムシソウ・イワショウブ・カメバヒキオコシ

　　　

ミヤマトリカブト・オニシオガマ

　

ミズキの実・タムシバの実・クロモジの実・ナナカマドの実

　　　

 

当日の障子ヶ岳案内図

 

当日の様子

障子ヶ岳は朝日連峰主稜線の北に続く二ツ石尾根上に位置する岩峰で、鶴岡市と西川町の境界に位置しています、一見独立峰の様に見える山です。南俣沢みなみまたさわ出合い登山口へのアプローチは、橋が災害で流され橋から先は通行が出来ません、迂回路を使い登山口へとやって来ました。この日は移動性の高気圧に覆われ 寒い朝になりました、登山口の駐車場には既に数台の車が止まっていました（山小屋泊？前日からの車）。仮の登山口の様な所から入山を開始します。南俣沢の広々とした河川敷に下り、標識に従い河岸段丘の坂をひと登りするとカラマツ林の平坦地に変わります。ヒメコマツとミズナラの急登もブナ林に変わると下りです、竜ヶ岳の水場から猟師の水場を過ぎると、本格的な長い々登り坂となりました。小ピークからは寒河江葉山と船形山が見えています、泥濘の多い長いトラバースと 見晴らしの利かないアップダウンを繰り返し高度を上げていきます。やがて潅木帯を抜け左右の視界が開けて来ました、正面に雨量観測所の屋根、右手に障子ヶ岳が見えています。雨量観測所を過ぎると石畳の坂道となり天狗小屋への分岐に出ました 粟畑です。粟畑から泥濘の狭い坂道を下り、湿地帯の先を登り返すと天狗角力取山山頂到着です。山頂は広く朝日連峰の峰々が見渡せる好位置ですが 生憎それぞれの山頂は雲に隠れていました、エネルギー補給後 粟畑に戻り障子ヶ岳を目指します。この頃になると雲の切れ間から太陽が顔を出しはじめました、粟畑から先は眺望の利く気持ちよい稜線歩きです。ロープ設置の障子湖への下りを含め 何度かのアップダウンが続きます、いよいよ山頂の見える最終尾根です、時々振返りながらゆっくり登ると、三角点標石と山名ポールの設置された障子ヶ岳山頂です。山頂はそこそこに広く大パノラマが広がります、目の前に量感溢れる以東岳、振返ると紫ナデと呼ばれるスラブの岩壁、スゴ～イィ。のんびりと展望を楽しんだ後、朝日連峰の只中を歩いている充実感を味わいながら、下山は往時を辿りました。

この日出逢った花々：キンミズヒキ・ホツツジ・アキノキリンソウ・ミヤマママコナ・ミヤマセンキュウ・ノリウツギ・カメバヒキオコシ・ミヤマダイモンジソウ・オニシオガマ・ゴマナ・ミヤマトリカブト・リョウブ・エゾリンドウ・ヤマハハコ・イワショウブ・タカネマツムシソウ・アカモノ・ミヤマコゴメグサ・コウメバチソウ・ミヤマキタアザミ

 

往時（片道121㎞）

自宅発（2:50）→国道4→県道14→国道286（笹谷街道）→笹谷IC 山形自動車道→月山IC→県道27→大井沢林道迂回路→天狗口駐車場着（5:10）　時間は途中トイレ休憩1回とコンビニ買出し含む