curtain call ~拈華微笑~

≪東日本大震災後、日常と非日常が交錯するいま・・・書作品と共に日常を語る≫

駕・・・≪書≫

2011-11-11 09:12:14 | 日記
VOL.1228


                


おはようございます、みなさん。

今朝の書道作品は、篆書体一行書“双星彩輪に駕す”の中から『駕』のみの抜粋でございます。

この一行書は

「星空銀河に見える牽牛と織女の二つの星はまるで美しい車に乗っているように見える」

という、意味です。

その中からの

“駕”。

“乗る”という事でございます。


篆書体については以前に何度も触れておりますので、少しだけ・・・。

現在の漢字の起源とされる甲骨文からの流れを受けた金文。

それを骨子として表現してみたのが今回の書作品でございます。

いささかシンプルにアレンジしてみましたが、いかがでしょうか?



そして

                



                



                



                



                



今日、2011年11月11日(金)は、東日本大震災から丸8カ月目です。

あの日も金曜日でしたね。

上の写真は、ご覧の通り花火でございます。

周りの様子も少しはご覧頂けるかな。

・・・花火。

うん。

まるで彩輪のようでしょう・・・。

今年の夏は、これ以上は近づけなかった。

鎮魂。

手を合わせている方もいらっしゃいました。

様々な心模様を乗せて打ち上げられた花火。

いかがでしょうか?


先日も8か月ぶりに確認されたご遺体の報道がございましたが、

昨日10日現在、警視庁調べの今回の死者・行方不明者数は、

宮城県、9501人(1995人)。岩手県、4665人(1427人)。福島県、1604人(226人)。

全国では、15836人(3652人)。・・・注;()内は行方不明者数。


今回の震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。

今日もみなさんにお目にかかる事が出来ました。ありがとうございますm(__)m

では、失礼致します。