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これから就職活動を始める人へ……砂糖・塩・胡椒・みおより

2004-12-15 | 事件です、姉さん!
これから就職活動を始める人へ……砂糖・塩・胡椒・みおより

今回のお話は、就職活動を始めようとする方へお送りする。
就職難も超氷河期と世間で言われていたとき、私の友人が実際に経験した話で、私はこの話を聞いてとても羨ましく思う一方で、深く納得をした。
だから書こうと思う。

だが、他人のことを書いているので、文章に説得力が決定的に足りない。
そのために、もしあなたが「就職活動」について、マイナスイメージを持っているとき、読むと落ち込んでしまうおそれがある。
そういう方は読まないでいてほしい。

***

<case of 砂糖くん>
「俺は就活、めちゃくちゃ楽しかった。またやりたいと思う」
と大学3年の後輩に話す砂糖くんは、製薬会社でMRをしている。大変忙しく他人に対して気を使うが、給料も良く福利厚生も手厚いこの仕事を「天職だ」と言ってる。
 ※MRとは、大雑把に言ってしまえば、営業職のこと。

私は週末、ゼミのOB・OG会に出席した。「前回は知り合いが一人も来ていなかった」という砂糖くんに絶対、出席するよう約束されたからだ。
私が教授に会うのは大学を卒業して以来初めてだ。久しぶりすぎて忘れられてると思ったが、ジィちゃん(=教授)はかろうじて覚えていてくれてた。それを却って申し訳なく思う。

2年前のOB・OG会で砂糖くんは、これから就職活動を始めようとしている当時大学3年生だった塩くんに声をかけた。
「就職活動は出会いの機会。同じ仕事を目指そうとする人がたくさん集まるから話の合う友人を作りやすい。」
まだ就職について漠然とした意識しか持っていなかった塩くんに、「面接を楽しめ。企業が新卒に求めていることの多くはコミュニケーションがとれるやつかどうかということ。マニュアル通りに答えてもそこに自分はいないから、すぐに会話が途切れるぞ」とアドバイスしたそうだ。
そして今回の会で再会した塩くんは、なんと立派な製薬会社の社員になってた。砂糖くんの言葉をそのまま受け止め、実行し、あっという間に内定をGETしたらしい。それにしても進路さえも同じとは。

大学生のとき、砂糖くんは卒業するのに必要不可欠な教養科目を未学習のまま、4年次に進学していた。
テストや試験といった、知識を問われるのは本当に苦手。再試の再試の再試なんぞ受けていて、大学を行くのに定期券が切れることはなかったという。
ホラ、あまり学校に来なくてすむ人って回数券とかパスネットを使うでしょ?そうではなくて、4年間、本当に毎日、通学して授業を受けなくてはいけなかったそうだ。
それでも、(単位取得のお願いをしに)何度もジィちゃんの肩をもみに行っていた……。

ところが砂糖くんは、就職活動は始めてから2ヶ月になるかならないかで、すっぱりと決めてきた。
「先方にちゃんと卒業しろよ!って言われた。本当、俺、マジで卒業の方がやばい」
教育実習の準備のため、就活を中止せざるをえなかった私には、この言葉がどんなにまぶしかったことか。

それにしても彼の戦歴は本当にスゴかった。砂糖くんの承諾を得てないが書くことにする。(私が知っているものだけだけど)
△ジテレビ、ベ■ッセ、○紅、DoCo▼o……。
私も受けたぞ。それ。

これら全てから内定を貰ったわけではないが、筆記試験を免除され、1次面接の後スグに最終面接に案内されたというのだ。
確かに、ヤツの面接日程は恐ろしいほど早く進んだ!
私が説明会を明日に控えたときに、同じ会社から既に「他の会社をまわるのをやめてくれないか」という殺し文句をいただいてたと言うのだ。
(うわー、スゲームカツク!……おっと失敬、言葉が乱れた)

企業からそこまで言われてしまう彼の魅力とはなんだ?
砂糖くん自身の自己分析では「女に対しても企業に対しても『なんとなくフラれる気がしない』という根拠の無い自信」である。
これが彼に余裕を与え、全ての会話を彼のペースで進めることができたという。
私からの他己分析では「人懐っこさ」である。他人と接することを面倒臭がらず、あえて積極的に交わろうとする。しかもその能力は相手が年上でも十二分に発揮できるのだ。

<case of 胡椒さん>
知り合いの胡椒さんの話を少し。
彼はつい先日、大手商社に第二新卒ための試験を受けに行った。募集人数は1人のところ、彼が見ただけで5人が応募していた。
胡椒さんは自分の出身大学を少々恥じているところがあった。ライバルである周囲の5人は東大をはじめとして名だたる大学出身者ばかりだったという。

名前を呼ばれたのはやはり東大卒。
ところが、面接官より「君も残ってくれ」と言われ、めでたく胡椒さんの入社が決まった。

胡椒さんはどこか、エラそうな雰囲気を持っている人である。年齢以上に見られることも多い。
しかし、彼も年配の人とのコミュニケーションをとるのが、実にうまい。

<case of みお>
ちなみに私、みおの場合。
まったく未経験の業種に転職した。歓迎会のときに上司や面接官だった先輩に「なぜ、選んでいただけたのでしょう?」と聞いたところ、「面接で笑顔が絶えなかったことと、話しやすかったこと」だと。技術的なこと、一切関係ナシ。(←ちょっとカナシイ)
もちろん技術もあった方がいいけど、「この人とずっと仕事をしていくんだな」という視点で見ていたということだった。

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