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『キャシャーン』がやらねば『タカラ』がやる。---「竜の子プロ」タカラが買収

2005-07-03 | 事件です、姉さん!
最近『タイムボカン』リメイク版の製作発表をしたばかりの、タツノコプロが買収された。ぼっかーーーん。(口を開けてびっくり)

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「竜の子プロ」タカラが買収 ガッチャマン、タイムボカン(産経新聞)

玩具大手のタカラが、アニメーション製作の竜の子プロダクション(東京都国分寺市)を買収したことが2日明らかになった。竜の子プロは「科学忍者隊ガッチャマン」「タイムボカン」「新造人間キャシャーン」など人気作品の版権を持っており、タカラは映像ソフトやゲーム開発などキャラクタービジネスを強化する。

タカラは2日までに竜の子プロの株式の約88%を取得。佐藤慶太タカラ会長らが竜の子プロ取締役に就いた。

竜の子プロは昭和40年代から漫画などの原作がないオリジナルアニメをヒットさせたが、50年代には主要メンバーが相次いで独立。最近は過去のヒット作のリメークなどが事業の中心となっている。
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タツノコプロといえば、上記記事にあった他にも『マッハGoGoGo』とか、『みなしごハッチ』とか、『ハクション大魔王』とか、『いなかっぺ大将』とか、『ムテキング』とか、『赤い光弾ジリオン』とか、多数の名作を持っている会社だ。タツノコ作品に関わったアニメーターさんも天野喜孝さんとか、IGタツノコの取締役になった後藤隆幸さんとか、今のアニメ界を支えてる人をたくさん輩出してる。アニメ界ではかなりの大手だと思ってる。でも、そういえば新作って、聞かないよね・・・?

ガンダムの版権を持つバンダイはセガと組んだし、アニメ + キャラクター + ゲーム業界はますます合併や、統合が進んでしまうのかな。これって衰退しているようにも見えるけど、日本のクリエイティブな業界の将来は、大丈夫なのかな・・・。

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2ヶ月ほどGyaoの配信サービスでアニメ版の『あしたのジョー』を楽しんでいた。これについては後ほど記事にして、「ぅ絵ブログ」(現在サーバ休止中)でご紹介しようと思っているが、ここで一言感想を述べてしまうと、「最終回のラストで、”ジョーが東京タワーに向かってジャンプ!”はないでしょーよ」って言いたい。

そう、アニメ版ではジョーは真っ白な灰になったりはしない。それどころか「ヤッホーイ」と奇声を上げながら、ボクシング界から去っていっていた。・・・これは、私が望んでた物語とは違うよォ(大泣き)。

で、『ジョー』(現在、再配信中)の後に私が楽しみに見ている番組が、タツノコプロの作品である『新造人間キャシャーン』(現在配信中)だ。

”たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる。”

昔聞いていたラジオ番組で、メインDJの中尾隆聖さん(声優・バイキンマン役など)がゲストの井上和彦さん(声優・二枚目役と言えば!)と一緒にアニメの昔話をしていて、アシスタントの森口博子(ブレイク前)に「キャシャーンは名作アニメだと思う。特にオープニングの”たった一つの・・・”が迫力があってね」「強いけどソーラーシステムで動くから、夜は人間以上に弱ってしまうんだよね」と笑いあいながら、紹介していたことを思い出す。

でも、キチン見たくなった直接のきっかけは、宇多田ダンナの紀里谷氏の初映画監督作品だけどね。ここでも紀里谷氏が「悪役が主人公一家に宣戦布告をするシーンがあって、その意見に正当性があることに、子ども心にビックリした作品だった」とコメントしていた。私、こういうふうに具体的なシーンを勧められると弱いな~。スッゴク気になっちゃう。
(『ジョー』のときも実はそうだったんだ。実は『Matthew's Best Hit TV』で、めちゃめちゃ紹介されたことがあったのが、見たくなった直接のきっかけ)

【『キャシャーン』のあらすじ】
ある夜、製造中の公害処理用のロボットに雷が落ちた。このロボットは自我に目覚め、ロボット工学博士の東に「人間が許せない。今度は我々ロボットが人間を使ってやる」と宣言し、反乱を起こす。ロボットの軍靴の音が街に響き渡り、人々は逃げ惑いながらも、諸悪の根源は東博士だと批判する。ブライキンと名乗ったアンドロ軍団のボスに立ち向かって命を落とした愛犬を、ロボットにする様子を見た東博士の一人息子の鉄也は、アンドロ軍団に立ち向かうために新造人間となることを決意し、父に懇願する。両親は「アンドロイドになってしまうと、2度と人間には戻れない」と悩むが、それしか方法はないと気付き、鉄也を製造機の中に入れる。新造人間キャシャーンが生まれたその瞬間、アンドロ軍団は東家を襲い、博士とその妻を誘拐してしまうのだった。

っく~~~。
ここまでのお話でも、まさに「お前がやらなきゃ誰がやるんだ!」って言う流れになってるけど、この後がさらにツラいんだ。

キャシャーンはロボット犬フレンダーを除いて、味方がいない。両親は誘拐されるし、街の人たちからは「あいつがロボットを造ったから悪いんだ」と言いがかりをつけられるし、遠い街へ流れ着けば「お前はロボットだろう」と人々から襲撃されそうになるし、何処へ行ってもツライ立場だ。ときどき怪力を隠してアンドロ軍団にぼこぼこにやられてまで、人間であるフリをしているのが哀しい。

途中でキャシャーンは幼馴染の女の子ルナに会う。彼女を巻き込みたくないために、自分が鉄也であることを決して認めようとはしなかった。けど、彼女の父親が対ロボット用光線銃を発明したことでアンドロ軍団に殺され、一人になった彼女とキャシャーンは一緒に旅をする決心をする。彼女はまだどこかで、人間である鉄也を求めてるんだけど、二度と人間には戻れないキャシャーンには、つらいね~。

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こんな優良コンテンツを多数持つ、日本のクリエイティブな業界、もっと頑張れ! ジブリだけを独走させるな!
・・・と、『もののけ姫』あたりからのジブリ作品にピンと来ない、私は願うのでありマス。

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