前の投稿で話題にしたサムソンビッグと同期で一頭忘れ得ぬ馬がいます。
メルシーステージ
父ステートジャガー×母マミーブルー(母の父ネヴァービート)鹿毛の牡馬です。
メルシーステージは未勝利戦勝ち上がりの後に重賞2連勝を含む4連勝で一気にクラシック有力候補に名乗りを上げました。
脚質も鮮やかな逃げ馬タイプだった事も印象的でした。
しかし皐月賞とダービーではいずれも惨敗、ダービーでは前半で先頭に立つもサムソンビッグと共に直線を待たずに失速、大差のブービー17着。
サムソンビッグはそのハナ差でシンガリ負け18着でした。
メルシーステージの父ステートジャガーはサンケイ大阪杯(今のGⅠ大阪杯)でミスターシービーを破った事も有る馬でしたが、その後の宝塚記念(1着スズカコバン)で4着となった後に禁止薬物であるカフェインが検出されると言う事態に。
これは匿名の電話による告発が発端だったのですが、真相は判らないままステートジャガーは失格・賞金没収となってしまいました。
その後ステートジャガーは故障も有って引退し種牡馬となるのですが地味な血統だった事から産駒も少なく、活躍馬も出なかったので草々に種牡馬廃用となり行方知れずに。
しかし人間と言うのは手前勝手で強欲なもんで、その数少ない産駒の一頭メルシーステージが活躍したので「ステートジャガーを探せ」となり、民間の乗馬クラブで乗馬となっていたステートジャガーを探し出したのです。
気性が穏やかだったステートジャガーは乗馬転用の際に去勢されずにいた事から種牡馬に復帰する事となりました。
しかしそのメルシーステージは父が見つかったと時期を同じくして凡走を繰り返すようになり引退。
果敢な逃げ戦法はレース序盤に目立つのでいわゆる「テレビ馬」と呼ばれる事も有ります。
そのため「メルシーステージは行方不明の父を捜すために走っていたのではないか?」なんてヨタ話も出たのですが、何か本当にそうだったんじゃないかと思えるような顛末でした。
1994年日本ダービー
動画はナリタブライアンが勝った94年の日本ダービー。
前半でメルシーステージ(7番・青帽)とサムソンビッグ(2番・白帽)の走りを見る事が出来ます。
メルシーステージ
父ステートジャガー×母マミーブルー(母の父ネヴァービート)鹿毛の牡馬です。
メルシーステージは未勝利戦勝ち上がりの後に重賞2連勝を含む4連勝で一気にクラシック有力候補に名乗りを上げました。
脚質も鮮やかな逃げ馬タイプだった事も印象的でした。
しかし皐月賞とダービーではいずれも惨敗、ダービーでは前半で先頭に立つもサムソンビッグと共に直線を待たずに失速、大差のブービー17着。
サムソンビッグはそのハナ差でシンガリ負け18着でした。
メルシーステージの父ステートジャガーはサンケイ大阪杯(今のGⅠ大阪杯)でミスターシービーを破った事も有る馬でしたが、その後の宝塚記念(1着スズカコバン)で4着となった後に禁止薬物であるカフェインが検出されると言う事態に。
これは匿名の電話による告発が発端だったのですが、真相は判らないままステートジャガーは失格・賞金没収となってしまいました。
その後ステートジャガーは故障も有って引退し種牡馬となるのですが地味な血統だった事から産駒も少なく、活躍馬も出なかったので草々に種牡馬廃用となり行方知れずに。
しかし人間と言うのは手前勝手で強欲なもんで、その数少ない産駒の一頭メルシーステージが活躍したので「ステートジャガーを探せ」となり、民間の乗馬クラブで乗馬となっていたステートジャガーを探し出したのです。
気性が穏やかだったステートジャガーは乗馬転用の際に去勢されずにいた事から種牡馬に復帰する事となりました。
しかしそのメルシーステージは父が見つかったと時期を同じくして凡走を繰り返すようになり引退。
果敢な逃げ戦法はレース序盤に目立つのでいわゆる「テレビ馬」と呼ばれる事も有ります。
そのため「メルシーステージは行方不明の父を捜すために走っていたのではないか?」なんてヨタ話も出たのですが、何か本当にそうだったんじゃないかと思えるような顛末でした。
1994年日本ダービー
動画はナリタブライアンが勝った94年の日本ダービー。
前半でメルシーステージ(7番・青帽)とサムソンビッグ(2番・白帽)の走りを見る事が出来ます。