『くに楽』  『日本民家集落博物館ボランティア日記』

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日本民家集落博物館ボランティアからのメッセージ

「瞽女(ごぜ)文化にさわる」

2013-06-07 05:30:53 | 信州秋山の民家
ボランティアの皆様
国立民族博物館で6月と7月にこのような催しがあります。
信州秋山の民家のボランティアさんはもちろん、ご興味のある方は
参加されてはいかがでしょうか


「瞽女(ごぜ)文化にさわる」

このプログラムは、MMP(みんぱくミュージアムパートナーズ)の協力を得て、秋山郷の復元民家内で開催するものです。盲目の旅芸人である瞽女の歴史や役割について、実際に資料にさわったり、瞽女唄を聴くことにより理解を深めます。

開催日:6月22日(土)
時間:13:30~14:30、15:00~16:00(受付開始13:00~)
定員:各回8名[参加無料/当日先着順]
※参加対象者は10歳以上を原則といたします。
※本館展示の観覧料が必要です。
場所:国立民族学博物館 日本の文化展示 秋山郷の復元民家内
担当:広瀬浩二郎(国立民族学博物館准教授)
協力:みんぱくミュージアムパートナーズ

プログラムの概要
瞽女は三味線芸を生業とする盲目の旅芸人です。彼女たちが創造・伝播した瞽女唄は日本の文化史上、重要な意義を有しています。瞽女は1970年代まで長野や新潟などの雪国において活動しており、「日本の秘境」とも称される秋山郷にも定期的に訪れていました。
本プログラムでは、みんぱくの本館展示場内にある秋山郷の復元民家に参加者が入り、貴重な資料を多数鑑賞することができます。瞽女と地域住民の「心の触れ合い」について楽しく学ぶのが目的です。
瞽女は視覚を使わずに、主に触覚と聴覚によって世界を認識していました。瞽女唄は「目に見えない世界のリアリティ」を体感する口承文芸、語り物として支持されたのです。住居模型の中で瞽女唄をじっくり聴く体験は、単に瞽女の歴史を知るのみでなく、触覚や聴覚の可能性を再認識する機会ともなるでしょう。



色を創る、音で伝える、心に触れる―瞽女がみた風景
新日本の文化展示関連
昭和40年代、新潟県・高田の街中を歩く瞽女(写真提供:上越市文化振興課)
瞽女とは、三味線を携え全国各地を旅した盲目の女性芸能者です。21世紀の今日、瞽女は消滅し、その存在を知る人も少なくなりました。視覚優位の現在社会にあって、瞽女文化はどんな意味を持つのでしょうか。瞽女唄の録音資料を紹介しつつ、色・音・心をキーワードに、瞽女文化の可能性を考えます。

○ 講師 広瀬浩二郎(国立民族学博物館准教授)
○ 場所 国立民族学博物館 講堂
○ 日時 2013年7月20日(土) 13:30~15:00(13:00開場
○ 定員 450名[先着順/申込不要]
○ 参加費 無料
○ お問い合わせ 国立民族学博物館 広報企画室 企画連携係
 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)