Monologは端壷に

日々感じる事を綴っています。

男性性と女性性

2006-05-24 | miniMonologue
今、「ダヴィンチコード」を読んでいます。その内容は聖書やアートヒストリーに詳しくない私にはとても説明できるものではないのでここでは触れませんが、本の著者が投げかけるコンセプトのひとつとして「男性性と女性性の完璧なバランス」が述べられています。

.........


日本において多くのヒトに軽視されている「男性性と女性性の完璧なバランス」。

たとえば 家庭。これは子供が生まれて成り立つものだと思われている方がほとんどでしょう。その根底にある夫婦愛がその家庭を支えるための必須条件であることを知りながら目をそらしたくなる方が多いでしょう。子供がいなくなったらそこに夫婦愛という基盤がまだ存在するか?

その有無が子供にどんなに大きな影響を与えるか、それを真剣に考えて愛し合っている夫婦はどれくらいいるか。

疑問です。

家庭の中には二つの関係が存在することに気付かなくてはいけません。

夫婦間の関係。親と子の関係。前者は後者に多大な影響を与えます。

親の争いを見て育つ子供の苦しみ。

一つ屋根の下にいながら見えない壁で区切られた空間を子供達は感じています。

愛し合えないのなら、争うのなら、離れる方が子供にとってはいい。

子供は被害者と加害者という夫婦ドラマの目撃者になってはいけない。

親から裏切りを学んではいけない。

まして、子供を鎹や松葉杖として使ってはいけないのです。



男と女。精神でつながり肉体でつながることで生まれるパートナーシップ。その関係を尊重し育ていくことの大切さにもういい加減気付かないといけません。


男と女は違います。生物学的にちがう。脳の働き方も違う。
そして 違う理由は補い合うためだと私は考えます。

「違い」があるのは階級を作るためでなく、助け合うためなのです。影響し合い、教え合うためなのです。

男性へ。心を開いて下さい。感情を感じて下さい。

女性へ。自分の足で立ちましょう。私達にはその強さがあります。


教育心理学、発達心理学、カウンセリング理論。何を学んでも、行く付くところは「愛し合う事の大切さ」だと痛感しています。

恥ずかしがる事ではありません。

男性性と女性性のバランスが完璧なハーモニーを保てる時、この世からあらゆる争いが消えると真剣に信じています。