湊子の徒然

旅は道連れ世は情け。人生そのようなものかな。

滋賀県と産廃

2008-12-26 18:30:49 | 峯山政宏
タチの悪い産廃業者は谷をみてどれだけ捨てられるかと
つい思ってしまうそうですが、私達、大抵の日本国民も実は
多かれ少なかれ似たところがあります。
原子力発電所は仕方ないですか?
それは放射性廃棄物を真剣に考えた上で覚悟して「仕方がない」ですか?
 ちなみに私は現状は出来るだけ減らすべき、将来的には全廃。と思っています。
 ただし処理方法が確実になれば構わない。
    例えばSF的ですが太陽で焼却処分できれば良いなと思ってます。
私は専門家ではないので明言できませんが、そもそも発電効率が実は
ものすごく悪いよう(前と後での処理など)なんですよね。

あ、話の枕がちょっと長すぎたかな(・・;)
タイトルの滋賀県と産廃というのは琵琶湖に非常に危険な排水が出るという事です。

峯山政宏後援会
滋賀県栗東市の産業廃棄物問題について
日本の地方は六ケ所村のようになるのか
この辺りを読んでみてください。滋賀に住んでいましたらTV見たとか
もう既に運動に関わったとかあるんでしょうね。市議や県議によっては
サイトに載せているようですので、そちらも参考になります。
現知事も環境とは関わりが深いようですし、
 (ちなみに前知事。短大農学部、公用車にハイブリッドカー導入) 
特段、これといって産廃に無関心だとかそういうわけではないようです。
しかし。 では、何故住民が満足していないのか?
私は不安だからだと思います。私だってどうも信用しきれません。
全量撤去を求めるのは分かりやすいからではないでしょうか。
撤去されれば後顧の憂いがありませんからね。
県のお金=住民たちのお金なんです、本当は。だから費用を考えて適度な案に
するというのは本来当然であるにも関わらず中々受け入れられない。

しかもこれは「環境基準の280倍を超える水銀や硫化水素」があったそうです。
正確に言うと上記文章では水銀が基準の280倍を超えているのかは分かりませんが
あの、水銀です。 水俣病です。水銀中毒が怖いです。
 知っていますか?今、この2008年も裁判・訴訟があるのです。軽症の人たちが
 どう苦労したかというのもあまり言われませんがその理由もあります。
  端的に言えば戦後すぐの広島県民です。
   なお、チッソ・小和田雅子妃の事は今触れません。
上記ウィキペディアの水銀中毒の欄はぜひ見て欲しいと思います。
なぜか。 それは琵琶湖だからです。水産資源であり、水資源という面
そして他に類をみない生態系をもつ湖。もしかすると、それが永遠に失われる可能性がある。
水産?飲料水?それは科学の発展や社会的な構造変化で対応できるかもしれない。
しかし失われた遺伝子は戻ってこない。生態系は戻ってこない。
そうそう。琵琶湖のアユはコアユっていわれてるんです。陸封型。
海を使わなくても産卵、子供が育つんです。通常は汽水域で産卵、稚魚成長します。
日本中に稚鮎を出していた事も無理になるかもしれない。
別に琵琶湖だけに頼っているわけじゃないんですが、
かなり大きな影響が出るでしょうね。
鮎の塩焼きは高額以前に貴重なものになるでしょう。三倍体が一般的になったりして。
 あ、ナウシカの腐海、チェルノブイリの跡地のようにそれはそれで
 成り立っちゃうのも確かですけどねー。
水俣病と違い、何か起きても責任を取る会社もない。滋賀県に確かに責任は
あります。しかし実際に何か起きた場合責任が取りきれるようなものにはならないでしょう。
実際問題、既にそうなっているとも言えます。
滋賀発下流域の複数県・府を広く薄く巻き込んだ第三水俣病ともいうものが
起きない事を願うばかりです。第二水俣病の項目をみれば
企業、国、司法がどう動くのか見当がつくと言うものです。

さて。峯山さんなら何が出来るのか?
廃棄物処理の専門家ではなく、ずっと運動していたわけでもない。
ですが他の人とは比べられない点があります。
峯山さんなら長期的な未来を見据えた理系の行動がとれる
だろうと思える事です。
北大理学部ですので理系なのは言うまでもありません。
未来を見据えたとは? 彼は「地獄のドバイ」を出版し、
 参考:出版秘話、他5・6月辺りの記事
ドバイはドリームではなく、バブルのような危険なものだと言っていた事です。
5月30日のNHK沸騰都市をみての感想なんて、分かりやすいですね。
 (なお、アマゾンレビューで1がついてますが、もし気になったらその二人の「レビューをすべて見る」を押してみてください)

行動とは? これは連山のサイトから過去記事を探してもらえれば沢山でます。
 例えば ロタ島での椰子の実発電
上記地獄のドバイでは寿司職人のつもりでというのが表に出てますが、
実際にはアラブでかなりの活動をしていました。肥料会社と出てる所でしょうか。詳細は私も知りませんが
多摩大学ルネッサンスセンターの40歳CEO講座の人達の視察団が来た時に同行
したり、砂漠地帯での緑化に関わっていたり(中段の写真。屋外や、UAE大学が日本大使館へ感謝の贈り物をする所)という具合です。
なにやらもっと色々やってそうですね。


さて。再び最初に戻ります。 何を考えますか?どう動きますか?
誰も彼も表にでて政治活動したり、社会活動しろなんていうのは厳しいですね。
でも、何も出来ないわけじゃないはずです。各自で考え、そして周りに伝えたいと思いませんか?
伝えるのも非常に難しい。でも。実は自分の普段の行動が人に与える影響って意外なほど大きいんですよね。
つまりはそういう所から変えていけばと思いませんか?
自分の事は過去と未来に繋がると思い、出すゴミに気をつける、人の考えに対して諦めない!

湊子は峯山政宏さんを応援しています☆
と、こうブログに書いてるのもその一つです。

最後に。「地球が静止する日」(リンク先はフラッシュ、横幅注意)という映画の俳優が日本に来ました。
キアヌ・リーブスです。そのインタビューで逆質問してきたそうです。

キアヌ : ロスのラジオか何かで聞いたことがあるんだけど、日本人は何もしないでパソコンでサイトを見ている。Youtubeなんかのサイトを見て(ボーっと見ている様子をキアヌがやってみせる)、受け入れるだけ。(ひときわ大きな声で)それっていったいなぜ? なんでそういうことをしているのか、分かる? 本質そのものを受け取ろうとしているのかな。とくに若い人や女の人がサイトをじっと見ているって聞いたんだけど。
――なんでだろう・・・(と私たちが答えられないでいると)

キアヌ : (笑いながら)ああ、もういいよ。OK。

その直前の発言は
キアヌ : 違いはよく意識していたよ。フレーム自体は同じだけど、語り口が違う。前のバージョンは、最初は良いクラトゥがだんだん警告を発する者に変わっていく。今回はまったく逆で初めはエイリアンだったけれど、だんだんと人間的になっていく。そして最後は、観客に"あなたならどうしますか"ということを提示して終わっている。違うアプローチをしているんだよ。

人類滅亡の危機を描いた映画の中で、『地球が制止する日』が秀でている点をあげるなら、この"観客に委ねる"というところだと思うよ」

だったりしました。


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2 コメント

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放射性廃棄物について (infinity)
2008-12-27 19:29:59
前置きに関してですが、放射性廃棄物を太陽に捨てるというアイデアならば実は既に存在しますし、全く不可能という事もありません。
http://jsea.jp/ja/Academies-essay01-top
詳しくは上記URLを見ていただければご理解いただけるかと思いますが、このアイデアを使ったとしても少なく見積もっても100年以上は掛かるでしょうが。
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コメントありがとうございます。 (湊子)
2008-12-27 20:24:48
これはまた素晴らしい情報ありがとうございます。
読ませていただきました。

・・・私の結論としてはやはり原発ダメですね。
しかし既に沢山ありますし、その廃棄物の処理方法としては素晴らしいと思いました。(デブリがどうも怖いのですが)
また「手段が出来る」のは無条件に嬉しいです。

結局、地球でゴミを生んで、他に捨てるという事になるのだと認識できました。
そういう事は嫌いなのですが
次なる許容範囲は宇宙用設備での発電なら・・・となりました。
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