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ヴァイログ (vol.1)

Vitamin Log(ヴァイタミン ログ)略して「ヴァイ ログ」。日々の生活のヒントに。『読む栄養素』

根津(ねず)一族

2008-01-19 15:22:53 | 人(ひと)
明治時代の根津嘉一郎(ねずかいちろう)が有名。
【甲州財閥】(山梨県財閥)出自の代表格。

今も主に【東武】グループを率いている。
(明治時代の嘉一郎から数えて3代目)

私たちの日常生活にあって
【東武鉄道】や【東武デパート】のなじみが深い。

【東武】と聞くと、一般のイメージはどうだろう。
「下町系」「地味」、、
人によっては「ちよっと、ダサい、、」
といったイメージがあるかもしれない。

それもそのはず。
例えば【東武鉄道】の路線を見てみると
【徳川江戸ゆかり】の地区に『必ず』沿っているのがわかる。
たとえば
「浅草」にはじまり「(北)千住」、そして「日光」
あるいは
「板橋」地区から川越街道に沿うように「川越」へ、というように。
つまり
江戸時代、ほぼ開発を終えてしまった、
あるいは
徳川自ら開発させなかった地域(=開発が遅れてそのまま固定化した地域)に
路線を延ばしているのだ。

狙っているのか、いないのか、、、。

派手で、シャレた感じの開発とは無縁。

ダサい、と言われようが
コツコツと日銭=キャッシュを積んでゆく様(さま)が
想像できる。

時代はめぐって、そろそろ【再】開発の時期。
浅草地域に【第二東京タワー】を誘致したり、
東武東上線を池袋経由で
渋谷~横浜?~鎌倉?地域まで相互接続、
池袋【東武デパート】をリニューアル、、、と

にわかに動き出している。

【投機家】的側面もあった明治時代の嘉一郎。
彼の【投資家】としての果実が
優秀な子孫たちに受け継がれている。
これからますます注目の一族。

武田信玄(たけだしんげん)

2007-12-02 14:45:43 | 人(ひと)
歴史上の人物。
戦国時代、最もメジャーな武将さんの一人。

彼に対する私のイメージは次の3つ。

1.活動的でなく、とても地味。シャイな性格。
  体育会系ではなく、文化会系(笑)。人付き合いは苦手。

2.ナイーブ。「線」が細く、繊細で、細かい所に目がとどく。小心。

3.豪快さやギャンブル的なことは好まない。
  引っ込み思案で、自分でなかなか決断しない(できない)。
  だけど、自分なりの理屈で納得できれば、ビックリするようなコトも突然キレたように実行する。
  (ゆえに周りからは「つかみにくい、何を考えているのかわからない」となる。)

一方、世間での信玄のイメージは、山梨県JR甲府駅前にある信玄像そのもの。

ガッチリとした体育会系の体躯に朱の印傳(いんでん)の甲冑(かっちゅう)。
軍座に腰を落着け、シッカと見開いた鋭い眼光。手には軍配。
いかにも豪快で肝の据(す)わった、術数に長けた決断の早い親分肌の総大将。

自分の信玄イメージとは少しズレている。

でも、そこが彼の凄(すご)いところ。

末代に渡って世間の人たちが
【JR甲府駅の信玄像】を当たり前のようにイメージするように
『細心』の注意を払いながら、生涯をすごしたのだ。

伝来の領土を維持するためとはいえ、シンドかっただろうなぁ。

ムハマド・ユヌス

2007-08-27 15:38:16 | 人(ひと)
バングラディシュのグラミン銀行の総裁。

【超】小額、かつ無担保の融資で圧倒的な実績をつくっている。
いわゆる「マイクロ・クレジット」のトップランナー。

サービス内容を
(1)小額にすること
(2)担保や保証を求めないこと
(3)5人程度のグループへの貸付にすること、により

今までお金を借りることができない、あるいは
法外な金利でしか借りることができなかった人たちに
リーズナブルな融資というサービスを提供した。

融資を受けた人たちは、
それを日々の商い(あきない)の原資にする。

ミシンを5人で共同購入したり、
家畜を育てたり、商材の仕入れをしたりするのだ。

このサービスは
融資をするグループの
『誠実さ』や『やる気』が
担保であり、保証となる。

銀行への返済率はすこぶる高い、
とのこと。

ものすごいソリューションだ。

このマイクロクレジットの仕組みを使って
携帯電話の貸付け事業(グラミン・テレコム)
=電話の普及や、ソーラーパネルを使った
安価な電気供給事業もおこなっている、という。

2006年のノーベル平和賞の受賞者。

『安穏と教室にいて、こぎれいな経済理論で
わかったような気になっていた、、』

『未開拓なマーケットを探す、ニーズのある質のいい
サービス・製品を手の届く範囲で提供する、
システムから排除された人々に対しても、、』

彼の記事を集めてみると、
こんな内容がポンポン飛び出す。

実績に裏打ちされている
彼のコトバは、とても重い。

これからの経済や経営を語るとき、
必ず彼の名前が出てくると思う。

注目してソンはしない人物。

アル・ゴア

2007-06-21 10:55:00 | 人(ひと)
私は、民主党〔米国〕支持ではないけれど、
トレンド(時代性)を見てゆくうえで
注目せざるを得ない人物。

私が学生のころ、
クリントン政権で副大統領だった。
そのときにニュースで
「スーパー情報ハイウエー法案」
というのを知った。
インターネットの普及と整備が
「国策」として取り上げられたのだ。
この法案を提出したのがゴアだった。

その後のインターネットの
普及と発展は見てのとおり。

当時において、
インターネットという
『コントロールポイント』を
いち早く押さえることが、
アメリカの今後の繁栄に不可欠だ、
との認識があったのだろう。
そして今のところ、その通りになっている。

そしてもう一点、このときに私が注目したのは、
教育機関への投資を特に重視している点だった。

平等に同じ情報を取り出せるだけの
環境とスキルを
すべての人(国民)に提供するのだ、
という強いメッセージ。

このとき
「機会の平等」という
今のアメリカの支える
エートス(社会の雰囲気)を知った。

「情報」が個人の社会的・経済的立場を
決定する時代。

少なくとも『情報を得る』という
「最初の段階」では
平等性が保たれなければならない、
という根本的な信条。

もちろん、得た情報をどのように利用するかは
個々人の能力により異なる。

結果として得られる社会的・経済的果実も
異なってくる。

チャンスの国、アメリカ
そして、
アメリカのエートスを反映した新大陸、インターネット。
と言うわけ。

最近、
彼(アル・ゴア)は
環境に関する活動で
注目されている。

彼がトレンドを引き出すのか、

トレンドが彼に語らせるのか。

兎(と)にも角(かく)にも

これからも

注目の人。