機動警察パトレイバーもろもろ

機動警察パトレイバーの感想とパトレイバーの用語集
~心機一転お引越し~

機動警察パトレイバー4話「魔の山へ行けっ」

2013-01-26 | 感想など

特車二課第二小隊、本格始動!お相手は謎の化け物

 

あらすじ

新入隊員泉野明にNY市警の香貫花クランシー、そしてイングラムも揃いいよいよ本格始動した第二小隊。

しかし、出動内容はとある山に出没した怪獣?退治をせよとのこと。自衛隊にやらせるわけにはいかんという上のお偉方の無茶振りにこたえる羽目になる第二小隊。行ってみると確かに変な生き物がいるのだが・・・。

 

前回が特車二課の生態を描いた作品ならば、今回はいよいよ「お仕事」を描いたお話。しかし、いきなりまともな事件を扱うわけないパトレイバー。さて今回は怪獣らしい。がんばれ第二小隊。

 

ここはとある山。そこに登山を楽しむ大学生らしい冴えない男子3人組が登場。ただでさえ男だけでつまらん登山だろうに、こともあろうか「お~牧場は緑」を唄う三人。なんだか寂しいねぇ。女の一人連れて歩けんもてない男たちよ・・・。

リーダーらしいオレンジの服を着た眼鏡の男。彼の声は何を隠そう山寺宏一さんです。まさかパトレイバーで下積みされていたとは・・・。子安さんも他の回でモブの声をされてますから、今思えばすごい豪華な声優の使い方です。未来の加持リョウジがここに。

それはさておき・・・

すると一人がとんでもない光景を目撃。木がなぎ倒されているではないか。しばらくすると獣のうめき声が聞こえて、熊だったらどうする?などとビビっていると、物音が!

登山三人組は「結婚したい」「彼女がほしい~」など男の本音を叫びつつ、死を覚悟するも出てきたのはおんぼろレイバー。

脅かしあがってと蹴ってみたならば、ガラガラと崩れ落ち安心するも暗闇から獣のうめき声と目が光った何かが・・・ってプレデターかよwww。奴は透明になれましたが。

登山男子三人組は驚きリュックを放り出して逃げ出し、通報をしたらしく、警視庁の通信センターの担当官はあきれ模様。怪獣なんぞ自衛隊に話を持って行けと本心か冗談か言うとそりゃまずいとお偉いさん。あの連中に働いてもらうと指示を出した先は特車二課。ほんと警察の便利屋・何でも屋な扱いでおまけに、当直は第二小隊。警察にとって最高な状況というわけか。

しのぶさんも一言「第一小隊が当直でなくてよかったわ」。ひどいwwww。

 

一方、事件現場では登山男子3人組と地元巡査が現場を見ることに。ところがレイバーはいないし、これという証拠もなく疑いの目を向ける巡査。

しかし唾液っぽい何かに濡れたリュックがあるわ、黒い怪獣らしき何かが飛び出してパトカーを踏み潰して森に消えるわとすごい光景を見て巡査も事の重大さに気づく。CV山寺宏一のオレンジ服の男が一言、「エイリアン!」。だったら面白いのにねww。

ようやく到着した第二小隊は、地元巡査に「自慢の警視庁のお荷物」といわれ、後藤隊長もノリで落ちこぼれ、よせあつめと特車二課に対する阿鼻雑言を吐き出す余裕っぷり。

 

一方、野明たちはどうやってしとめるかを模索中で、香貫花に至っては太田がいるから作戦を立てても無駄と言う始末。 すると警鐘がなり、「出たぞぉぉ」。いよいよ出撃です。

 

いよいよ後半戦。

地元民の鶏小屋に化け物が出没したようで、現場検証に立ち会う第二小隊。

鶏を襲ったから肉食という香貫花の分析。

地元青年団(cv立木文彦など)を引き連れ2号機が捜索に捜索に向かうが、さすが太田、木をへし折ってめちゃくちゃに歩き回る。ほんとこいつに繊細という言葉を教えてやりたい。

後藤隊長と野明・山崎・篠原・進士は道路にて待機中。二課のムツゴロウ的ポジションひろみちゃんによると「障害物のないところにやってくる」とのこと。果報を寝て待つ後藤。

 

一方太田は、地元青年団に邪魔だのなんだの言われながら捜索していると怪しい影を発見。

しかし、サーモグラフでは生き物でなくレイバーの影。銃を6発ぶっ放すも、命中はしない。

薬莢で大騒ぎの青年団。太田ひでぇ。

太田が捕まえたのは赤いレイバー。力ずくねねじ伏せ、パイロットが出てくると地元青年団の怖いお兄さんたちがwww。「話せばわかる」って犬養毅かww。

 

一方野明は、飛び出した化け物に「俺を踏み台にした」状態にされる羽目に。どこの黒い三連星だよ。ガンダムかお前は。

野明を踏み台にした化け物は後藤・山崎の待機している場所に出くわし、サーチライトに照らされ元来た道を退散。

向かってきた化け物をしとめようとするも、森に逃げ込み姿をくらまされる。

そういっているうちに、化け物の方から奇襲してきたではないか。野明も同じ手は食らわないということで、格闘で抑え込み電磁警棒で押さえつけることに成功。

そこに太田までやってきて、俺にもやらせろぉといったもんだから厄介なことに。2機揃って化け物をコテンパンにする。化け物もたまったもんじゃない。

そんな第二小隊のいつもの光景を見て、後藤隊長がそこまで~とストップをかける。

その光景に恐れを抱いたかはたまたあきれたか失神する地元巡査。こんな光景見たら、失神したくなるわ。そんな光景を平気に見てられる後藤隊長も肝が据わってるんだか何だか・・・。

 

結局のところ、某製薬会社の実験動物が逃げ出してしまって、ポンコツレイバーと太田の仕留めたレイバーは製薬会社のものだった・・・というありそうでなさそなうなオチに。

警棒で痛めつけた癖に化け物が殺処分されるのが不満な野明。動物園に寄付するとか小学校で飼うとか・・・ってさすがに小学生にあの世話は無理だよ。野明の発想も時に抜けている。

 

結局あの化け物の種類はなんだったのかと第二小隊の面々は議論することに。クマだのネコ科の動物だの、モグラだのネズミだの、揚句の果てに妖怪だの、パンダだのめちゃくちゃな見解を述べる「寄せ集め」たち。

そんな姿を見て地元巡査が一言「何なんだこの人たちは」。誰が見てもそう思うよ。この会話聞いてりゃただの高校生の集団じゃないか。

 

いよいよ帰ることに。帰り道に登山男子3人組と同じく「おお牧場は緑」を歌いつつ去っていく第二小隊。♪よく茂ったものだ。ホイ!といった後にガルル~とまた化け物のうめき声が・・・。

某製薬会社に向かう化け物の発したものなのか、はたまた得体のしえない新たな化け物の声か・・・。妙な後味を残して第4話も終わり。

 

「何でもアリ」なパトレイバーらしい作品だったと思います。某製薬会社の社員に問い詰めるわけでもなく。化け物の正体を詳しく調べるわけでもなく。警察のお偉方の無茶振りにこたえて、化け物退治をしてノー天気な「おお牧場は緑」を歌いながら去っていく特車二課第二小隊という名の正義の味方集団。

化け物を製薬会社の製薬実験で巨大化した謎の実験動物というSFチックな設定にしているあたり、管理人の好むところでございます。それなりの納得できる科学的もしくはありえそうな根拠があれば化け物でも出してしまうパトレイバーの世界観。結構好きですよ。

 

次もまたまた厄介な事件に巻き込まれる第二小隊。次回も楽しみですね。

 

 

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