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テツ、ミルキー、虎徹、そしてランとともに

2010年 Giboulee~春の嵐の季節です

2010年04月01日 | 



怒ってる!?・・・わけではないミルキーです

今朝、久々の快晴に気分も爽快!

でも、とっても寒い。

しばらくすると、やっぱり

この時季はGiboulée(ジブレ)といって、
ときに霰そして強風・・・とお天気がめまぐるしく変わります。

そして、一歩一歩、本格的春に近づいていきます。

今年は「春」が本当に来るのかしら?



さて、ミルキーですが、相変わらずのミルキーです。

なので、また遊んでみました~





〈あのね、おか~しゃん、遊んでほしくないよ、今は。ワタシ、眠たいのよ~〉



そんなこと
おかまいなしのおか~しゃんです




〈しゃ~ないなぁ~




お天気のせいにするつもりはないが、
寝ても寝ても眠い。

先週の発表が終わり、会計報告・・・恐ろしや!私、2年連続会計だじょ!・・・をして2009年度もおしまい。

仕儀が一段落してからも、ハイテンションを維持・・・じゃないと、になっちゃいそう・・・で、「おしまい」でほっとしたら、やっぱり

でも、また明日からお仕事だから、今日の午後はでした。


今年に入って読書記録を書いてない。


私の至福のひとときって、
お風呂に入って、即ベッドへ。
そして本を読む~

どんなに疲れていても、毎晩本を開くのだけど、忙しかったときは、さすがに2,3ページ読むか読まないうちに寝てしまった。

読書=現実逃避?

でも、それで、ストレス解消になるんだからね。


さて、そんなわけで、何を読んだかも忘れてしまったので、最近読んだ本をメモメモ



「四十回のまばたき」  重松 清

この人の作品は、初めてです。
読み終わって、ほぉ~
肩の力が抜けたかな。

で、登場人物・・・主人公の義妹・・・の奇病(季節性情動障害)が印象に残ったので、ウィキペディアさんより、拝借いたしました。


『季節性情動障害(きせつせいじょうどうしょうがい)とは、ある季節にのみ、体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みなど、うつ病に似た症状が出る、脳機能障害の一種である。 季節性気分障害、季節性感情障害などともいう。英語ではSeasonal Affective Disorderと呼ばれ、この頭文字を取ってSADと呼ぶのが一般的である。

10~11月ごろに憂うつな気分が始まり、2~3月ごろに治まるというサイクルを繰り返す冬型のSADがもっとも一般的で、別名「冬季うつ病(Winter Depression)」とも呼ばれる。 倦怠感、気力の低下、過眠、過食(体重増加、炭水化物や甘い物を欲する傾向が強まる)などの症状が見られるのが特徴。患者の大部分は、冬以外の季節では健康な状態であることが多い。

冬だけでなく、夏や梅雨の季節など、他の季節に発症するSADもある。夏型は食欲低下(体重減少)、不眠などの症状が出ることが多い。』




フムフム・・・

主人公の売れない翻訳家は事故で妻を亡くす。その妹は寒くなると「冬眠」するという奇病を持っている↑。義妹は妊娠、でも父親は誰だかわからない。そんな義妹の面倒を見、父親にもなってしまう主人公。

なんだか、現実的ではないので、そんな人生もありかって・・・ね。
しかし、なぁ~
男の人って、受け入れられるの?

私、でも、冬眠したくなるの、よ~くわかなぁ。

話の本題と別の次元で共感しました。


「ミスキャスト」 林 真理子

エッセイは読んだことあるけど、小説は初めて。

ダメです。コレ系は。

不倫を正当化し、深みのはまっていく男・・・嫌悪感しかない!

女も女よね

途中でやめればいいものを、読み始めたら、斜め読みでも読んでしまうのよね


「DUST ダスト」 山田 悠介

この人も初めてです。

本の帯には
「累計300万部突破! 超人気作家の最長編文庫」とある。

2011年、国はニートと呼ばれる若者たちを「世の中のゴミ」として流罪に法律を制定した・・・

ほ、へ!

あってもいいかも~・・・

でも、内容は「軽い」の一言。

なんか、さら~っとしすぎ。

だから、何を言いたいのかな?

でした。


伊坂 幸太郎

「チルドレン」「魔王」「オーデュポンの祈り」

面白かった!

伊坂 幸太郎さんは絶対が好き

オーデュポンって誰?
リョコウバトって?

と、また本題をそれて、へ~と思った。

「チルドレン」は、坂木 司と重なる気もしないではないが。



「姫椿」 浅田 次郎

いいですねぇ~浅田さん

「シエ」
たった1人(匹)の家族(猫)を亡くした孤独な女性、鈴子が出会ったのは、「シエ」。顔が麒麟、額に鹿の角、足には牛の蹄、尻尾は虎、体は鱗におおわれているとてもおとなしい動物。「シエ」は何も食べない、飲まない。なぜかって?一緒に暮らす人間の涙、不幸の涙が食事なの。五千年も人も不幸を食べてきたシエは、やっと昇天できた。今までで一番おいしい不幸と、甘い涙をめぐんでくれたスーちゃん(鈴子)に感謝しつつ。

そして、今まで幸福を拒み続けることの愚かさをシエに教えてもらった鈴子は世界で一番幸せな人間になろうと思った。

きっと、スーちゃんは幸せになるよね。

最後の一行


「ああ、それにしてもー今年の桜はどうしてこんなにきれいなんだろう。」


ああ、どうして、こうも素敵な余韻にひたれる一文が書けるのだろう・・・

8編の短編がおさめられている「姫椿」

最後の「永遠の緑」もよかったなぁ~

この家族はこれから幸せな人生を送るんだろうな・・・って。

ほんわか、心地よい読後感。


「悼む人」 天童 荒太

直木賞 受賞作です。

天童 荒太といえば、「永遠の仔」「孤独の歌声」「家族狩り」「あふれた愛」
と、私には心が痛む作品が多い。

「悼む人」も、またしても一気に読んでしまった。(読み終わったら午前3時だった)

知人に貸してもらった本だけど、随分前に、「読む?」と言われた時、仕事が忙しかったこともあって、「後でね~」と遠慮してたの。

仕事が一段落したのを見計らって、知人が、「どうぞ」と。

実は、天童 荒太作品は、重くって、悲しくて、それでも、人として生きていくからには、避けて通れないんだよ、辛くても、悲しくても、乗り越えて行かなきゃいけないんだよ・・・と言われているようで。



縁もゆかりもない人の「死」を悼むために全国を旅する主人公 静人。
彼の行動は、理解されないことのほうが多いでしょうね。

私は、静人より、静人の母の生きざまに涙、涙でした。

ガンと最後まで闘った母。

そこまで、人は冷静に自分の「死」と向き合えるのでしょうか?

母の死と、その生まれ変わりのごとく、娘は出産する。


ううう~

やっぱりでしまった。

でも、人生のもう大半を過ぎてしまった私。
「死」と向き合うことの覚悟を改めて考えさせられました。




【覚悟】とは


1 危険なこと、不利なこと、困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること。
2 仏語。迷いを脱し、真理を悟ること。
3 きたるべきつらい事態を避けられないものとして、あきらめること。観念すること。
4 覚えること。記憶すること。
5 知ること。存知。












コメント (4)
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