日々そこはかとなく

なんとなく暮らしている毎日のちょっとした記録

ドブ川に植木鉢

2012-03-22 17:40:59 | Weblog
大変なことが起きたんです
とインターフォンからピンポンダッシュの女の子の声

なんだなんだと思って出て行ったら
あのね向こうでねと家から離れてどこかに連れて行かれる
えー、玄関のカギ締めてないのに~と内心焦りながらついて行く

結構遠くへ連れて行かれるので
大変って、、、事故とかだったらどーしよーと不安になるも
学校で使うのに落としちゃった等々話してくれる
とりあえず事故じゃないらしい
でも何のことかさっぱりわからず
ついて行くこと約200m
土手の下に流れるドブ川に連れて行かれた

女の子は土手を下りて
あそこに落としちゃったんです、と言う
いったい何を落としたのか
上からでは側壁が邪魔で見えない
かといってサンダルで出てきたので土手を下りられない・・・
何を落としたのか聞いても、「あれ」と指差しするだけ

とりあえず一旦、靴をはき替えに家に戻り
何か分からないが地面から水面がかなり離れている感じなので
家にあるとりあえず長いもの・・・ジャンボ長傘を持ち
玄関のかぎも閉めて再び女の子が待つドブ川へ

土手を下りてみると
逆さになった青いプラスチックの何かがドブ川に落ちていた
一見して何か分からない物体は
どうやら植木鉢らしい

ありゃー
こりゃかなり距離があるぞー
腹ばいにならないと駄目だな
結構抵抗あるけど、仕方ないなぁと思って
幅の狭い側壁に腹ばいになって傘を差し出してみる

・・・ビミョーに短い
ジャンボでもダメか、あと少しなんだけど・・・
でも下手すると自分が落ちるぞ
ドブ川汚いし、、、シャレにならんなー
と思いつつ何度かやってみる
そうこうしていると女の子が自分の傘を持ってきてくれた

有難いけど、それは短すぎますよ・・・

で、もっと長い棒でないととれないなー
何かないかな・・・
と言うと女の子が探してくると言ってどこかへ
私もその辺を探していると
結構長い木の枝を何本か見つけた
そのうちの一つが枝もしっかりしていて先端がフック状になっている
おっ、これはいけるかもと思い
再びドブ川へ

腹ばいになって木の枝を差し出すと
届いた
そして、手前に寄せることができた

で、フックを裏返った植木鉢の中に引っかけると
上手く持ちあがって無事に引き上げることができました

取れた植木鉢を持って土手をあがると
向こうの方で木の棒を手にした女の子発見
取れたよーと叫ぶと
木の枝を放り出して駆け寄ってきて
植木鉢を受け取った

ドブ川へ連れて行かれた時はどうなるかと思ったけど
対処できて良かったよ、ほんとに

なんで植木鉢を落としたのか聞くと
土手を歩いていると車が横を通り過ぎて
ビックリして落としてしまったそうです
狭い土手道、車は結構スピード出して通ってます

子どもの横は速度を落として通ってあげてください

そして最近私は女の子にとって
何でも屋さんになってきている気がします
しかもだんだん難易度がアップしてきています
お手柔らかに願いたいものです