子供の頃にかえってどんぐりを拾いに行った。
というのも、高速道路建設のために山が切りくずされ、痛々しくも山肌が露出したままの無残な姿をさらしているところに、木を植樹しようという素晴らしいプロジェクトのために「どんぐり」を集めるボランティアにちょこっと参加したのです。
ご当地新聞にも、ボランティア募集の記事が掲載されていたので、大勢の人が来ているのかなと思っていたけど参加者は数人。それもほとんど決まった人ばかりらしい。ここでも、人集めの難しさを実感
どんぐりにもいろんな種類があるらしく、今回集めるのは葉がピカピカしている照葉樹。素人には判別できるのか不安だっけど、ベテランさんが一人私たちのグループについてくれて、いざあちこちの山に分かれて出発
私たちは一番近所のお寺にいってどんぐりを探したけど、まだ時期が早かったのか落ちているのはほとんどなく、木になっている青いどんぐりを採取
(青くてもいいらしい)
ここのどんぐりは取り尽したので場所を替える事に。
別の山の上にあるお寺についたら、そこは意外にも大きくきれいで立派でとにかく敷地が広大なお寺でした。どんぐりを探して山道を上へ上へと登っていくと、途中丸太の橋なんかもあってもうハイキングコースと言ってもいいくらいなほど。でも、ここにも言うほどどんぐりはなくて、なんとか落ちてる茶色ものをゲット。
でも、この茶色のどんぐりはあとで捨てられる運命に…。なぜなら、採ってきたどんぐりは水の中に入れられ、浮いたどんぐりは中身がないのでいらないのだ。そして、私たちの採った茶色のどんぐりのほとんどが浮いてしまった
これはかなり虚しいものがあった…
後に待ち受ける運命も知らずにのんきに不要などんぐりを拾っていると、ベテランさんが「栗拾いしよう
」というではないか。
えー、何それ
といいながら後をついて行くと、なんとイガグリがそこかしこに落ちているではないか
おお
すごい
一応、採ってもいいのかと議論の末、整備された栗園でもなく木なんか生え放題の場所で、誰もが入れるようになってるからいいやろうということに。実際、落ちてる栗も誰も拾いそうもない感じで放置されてるし。というこで、どんぐり拾いから栗拾いに変更
イガに指を襲われながら、栗ゲット
イガの中には栗が三つセットで入っていることを知りました。
栗を拾い終わってまた、どんぐりを採りながら上へ登っていくと、またもや散乱しているイガグリ発見
で、結構な数が採れました。
実際は、これの三倍
で、肝心のどんぐりはというと、私たちの行った場所ではあまりとれなかったけど、他の場所に行った人たちは、道一面に落ちてたところもあったらしく、結構大きめのどんぐりを沢山拾ってきていました。これはそこに生えてる樹の種類によって大きさも違うらしい。今回は目標5000個の予定がその五倍、25000個も採れたというので驚きだ
でも、最終60000個集めるつもりなのでまだまだ足りないということです。うーん、たいへんだなぁ。
でも、どんぐり拾いは楽しかった。栗拾いかな