何でもない日々

優しさの素は幸せ
幸せの素は楽しい
楽しく生きる人は優しい

大上段は大冗談

2022-07-19 21:17:42 | 詩はあいまいな哲学
冗談やれる相手の存在は例え微力であっても
真面目より重く軽く誇らしい。

我々は内部に於いて貧弱で
関連と本質に於いて不完全で
絶えず改良を必要にするから
親切と自由を受け取ることの出来る高貴な被造物として
笑えるようでなければならない。

我々が共有している「私になくて彼にあるもの(死)」こそが、
私が彼の中に見た全てであった。

心の奥底を貫く、数えきれない機械(堅実であり無頓着)
を解きほぐし、突き詰めた主張、業績の驚きが喚起するのは
別世界から戻って来たかのような勇壮華麗なる魂の煌めき。

運命は生命に記憶を与え、運命の長さは愛に左右されるが
正しい良心からの行為の報いは行為であり
奉仕の果実は、自らで侮辱を斥げ期待した満足奉仕そのものである。

弱さから愚かなことを言うことはよくありがちであるが
我慢ならないのは徳自身の美しさのために
平和があるように、栄光があるようにと務めた彼の
欠落は大きく、私の心を奪われるがままで
健全に正当な判断を微塵も守れずにいて
そして尚、優しく微笑む故である。

弔辞 ( ノーカット版 )
2021-08-24 14:52:26に追記
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