心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

国家主義の対極にある国民主権とは?-1

2015-08-25 13:27:24 | 政治哲学

 

今日の日本国民の意識の現状は

立憲民主主義思想に基づいて、

一人一人が

人権と民主主義(国民主権の大前提)を最大限尊重する中で

国政運営がなされているとは思えない状況が多々見受けられます。

 

その典型的な例としては

お茶の間でも一番好まれるのは

テレビ番組でいえば「水戸黄門」です。


悪人たちがのさばっているときに、

悪人たちをバッタバッタと倒し、

最終的には「これが見えぬか」と正義の「印籠」をしめし、

悪人たちをひれ伏させるというシナリオです。

常に権力は正義で、国民は皆自分で判断する能力を失っている?

もしくは洗脳されてしまっている。

そのため、

国家権力行使に至るプロセスが見えてきません。


みんなで主体的に考え、判断し

決断・行動する習慣が育つようには見えません。

 

これは例を変えれば

「カリスマ性」を持った独裁者を担ぎ出し、

立憲主義的民主国家のあり方を無視し

国家主義的国家運営を良しとする風潮に流され、


国民の一人一人の

人権や民主主義的自由を無視・蹂躙し、

もしくは

そういう自由や人権・能力を発揮させて

国家の政治や政策に参加させる。

能力を発揮させていく統治を最優先させ、

政策に表現し国家の礎にしていく。

そのような能力に欠いているのかもしれません。

 

 どちらにせよ、

結果的には「独裁的な政治に」傾斜していくことを

よしとする風土が極めて強く残ってるといわざるを得ません。

 

その為、

そのような政治的土壌の中で

国民一人一人が、

一部の政治的指導者による憲法を無視した

政治・「法律」の制定や

それに類する言動をしても、

 

自分の頭で考え、

国家の独立とは何か、

国民全体としての自由意思とは何か?

国民一人ひとりの自由意思とは?

人権とは?

国政とは?地方自治体への自由意思による参加とは?

その究極の意志としての国家の独立した意志とは?

 

などについて

責任を持った発言が

なかなか末端から出てきません。


また、

そのような立場からの政治参加、

選挙という主権の行使に

至りにくくなっているのでしょうか?

もしくは

困難な状況に置かれている

言わざるを得ないのかもしれません。

 

このような状況が極めて危険なのは

国家のトップや君主が健全なときは

”目出度し目出度し”でいいのですが、

途中で国民の知らないところで

「ファッショ的人々」、専制君主的な独裁者に

いつの間にかすり替わった場合です。


こういう状況では

国民はなすすべをなくしてしまうことです。


典型はドイツのヒットラー政権・

ソビエト時代のスターリン政権の誕生などです。

 

国民の合い知らぬところで

(国民主権が無視される)

国家が誤った判断を下した場合、

国民一人一人が、

そのプロセスの変化に沿って機敏に理解し、判断できることが

立憲主義的民主国家では不可欠です。

 

ところがその能力を失ったままの状態で、

 

国家(公的)権力が

恣意的・示威的に動員されたり、

行使されたりする

可能性が出てくるということです。

 

こういう場合、

たまに正論が出てきても、

簡単に裏から圧殺されたり、

恫喝や脅しによって「もぐらたたきのモグラ」のように

つぶされていく可能性が大となっていくでしょう。

 

今日の日本国憲法には

それらの危険性を予期し、未然に防ぐ内容が

無数に織り込まれていることを、よく読んで理解し、

自分の判断、言動に生かしていくことは

今日の政治的状況の中では極めて重要です。

 

 *cf. http://mainichi.jp/feature/afterwar70/since1945/vol5.html

 

 

The present conditions of the consciousness of today's Japanese citizen

Based on constitutionalism democracy thought,

Each one

While I respect human rights and democracy (main premise of the sovereignty rests with the people) to the maximum

The situation not to think that government administration is accomplished is kicked in.

 

As the typical example

What is liked between the tea most

It is "Komon Mito" if I say by a TV program.

 


When bad people have everything on their way,

I defeat bad people with a grasshopper grasshopper,

I finally show "a pillbox" of the justice "can you not see this?",

It is a scenario to let bad people prostrate themselves.

The power is justice, and do all the nations always lose ability to judge by oneself?

Or I am brainwashed.

Therefore,

I cannot see a process to lead to the power of the state use.

 

 

It is independent and thinks together and judges it

Decision, a custom to act does not seem to grow up.


 

If this changes an example

I carry the dictator with "a charisma",

In defiance of the way of the democracy of the constitutionalism

National administration of the nationalism is spread in the trend to settle,

 


Of each nation

I ignore the freedom of human rights and the democracy and infringe,

Or

Let me show such freedom and human rights, ability

I let you participate in national politics and policy.

I give top priority to the rule letting you show ability,

I express it in a policy and will have a national foundation.

I may lack in such ability.

 

 Make which,

As a result, slanting toward "despotic politics"

It cannot but be said that settling climate is extremely strongly left.

 

Therefore,

In such political soil

Each nation,

I ignored the constitution by some political leaders

The establishment of politics, "the law"

Even if I do a behavior to be similar to it,

 

I think with one's head,

What is the national independence?

What is the free will as the whole nation?

What is free will of each nation?

What are human rights?

What is the government? What is the participation by the free will in local government?

What is the national independent will as the ultimate will?

 

A remark with the responsibility

I do not readily come out of the end.

 


In addition,

Political participation from such a viewpoint,

For the use of the sovereignty called the election

Will it become hard to reach it?

Or

When I am put in the difficult situation

I cannot but say.

 

Such situation being extremely dangerous

When the national top and monarch are healthy

I save you, and I save you, and "Mede has good Mede in",

In the place that the nation does not know on the way

To a dictator absolute monarch-like "people of the fascio"

When I am replaced all too soon.

 


In such situation

The nation is to get rid of what to do.

 


The model is German Hitler Administration ・

It is birth of the Stalin Administration of Soviet Union Era.


 

In the place to be correct, and not to know of the nation

(sovereignty rests with the people is ignored)

When a nation makes the decision wrong,

Each nation,

What I understand along the change of the process quickly and can judge

It is indispensable in the democracy of the constitutionalism.

 

However, in a state losing the ability,

 

National (public) power

I am mobilized for arbitrary demonstration and,

I am used

It means that possibility comes out.

 

In this case,

Even if a just argument sometimes comes out,

I am easily crushed to death by the back and,

By threat and a threat like "a mole of the mole-bashing"

I will become more likely to be smashed.

 

In today's Constitution of Japan

The contents which prevent it expecting those risk

I read carefully and understand that it is incorporated innumerably,

What I make use of in one's judgment, behavior

It is extremely important in today's political situation.

 


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-08-25 17:17:42
選挙で選んだ国会議員により総理大臣を選んでいる。場合によっては、選挙の段階で、どの党が勝ったら、誰が総理大臣になるか分かっている場合もある。十分民主主義である。もっとも国民の一人一人の総体が間違ってしまう衆偶を起こす事の方が怖い。2009年の選挙でやってしまったように。
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気持ちが動きました。 (ナナカゴ)
2015-08-26 09:08:09
初めまして。
時々拝見させていただいていました。
のほほんな私も最近の日本はどうなって行くのかと不安になってます。
無関心ではいられなくなってきました。
記事を読ませていただいて、そうだなぁと思い、毎日新聞の記事まで飛びました。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (mikki-)
2015-09-24 20:39:25
ナナカゴさん、コメント有難うございます。この様な意識上のトリックが起きるのは水戸黄門話だけではありません。
「カーボーイとインディアンの戦い」を子供のころよくテレビで見ましたね!カーボーイは常に正義でした。でも歴史的にみるとインベーダーはカーボーイ側でインディアンは侵略される側ですね!
でも実際の戦闘になれば戦場は修羅場で正義も不正義もありません。その場の立場の違いで、どちらとでもとれるのです。
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Unknown (Unknown)
2015-10-06 08:47:21
今日的に言えば、この間の12万人もの若者たちの「静かなデモ」の代表が殺すぞ!と恫喝され、家族にまで危害を加えるという脅し(予告か脅しか不明です)を受けていますね。
これなどファッシズムの典型ですね!昔の朝日新聞の記者が散弾銃で真昼間から射殺されたことがありました。これも迷宮入りのようですね!
憲法無視は法律無視につながっていくのが常識です。一般市民は法律ですが、上位にある憲法は内閣や国会議員が最大限守るべき戒律です。
国民が無知であることがこういう危機を生み出し、ヒットラーやスターリンを生み出します。
ファッシズムが表通りを堂々と歩くことは命に代えても阻止しなければなりません。
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