☆愛猫ココノスケ親ばか日記♪

約15年間家族の心を支え続けたキジネコ
ココ嬢の声はもう聞こえないけど
飼い主が思い出を綴ります

天国の入口

2015年02月17日 | ココ日記
先週の木曜日、またおかあさんに病院に連れて行かれ、
点滴を打たれる前に
先生の「丁寧過ぎる」触診をされていました。
いつものことながら「やだな」と思いながら。

すると、その直後、
わたしは急に意識を失い、
へなへな~と倒れこみました。

その後のことはあまり覚えていないので
おかあさんが説明します。


その様子に、先生は慌てて何かを看護師さんに伝え、
ココの左手をバリカンで刈って
点滴用注射針を刺して
別室に運びました。
私も入って下さいと言われました。

心電図と血圧のモニターにつながれ、
酸素吸入器をかぶせて様子を注視しました。

『血圧が急に下がったようです』と言われました。
それがなぜなのか?突っ込みを入れました。
『目の腫瘍(と先生は診断していた)が全身に転移して
その中でどこかに血栓ができているので』
つまり、その触診の時にその血栓に触ってしまったのか?
どうもその近くを触ったらしい。

心臓の鼓動も弱くなっている・・・。

ココは一時 目を覚ましたが、また気を失う。
強心剤のような薬を
『あまり使いたくはないですが』と言って
先生は点滴用の整理食塩水の中に入れる。

ココは再び覚醒→気を失う、を数回繰り返す。

看護師さんは『どなたか会わせた人がいたら、
ご家族の人とか・・・』と言った。
え~?それってもうダメってこと?

先生も『今度、鼓動が弱くなったら覚悟して下さい』
などと言う。


初めの意識喪失からずーーーーーーーーっと
私は「ココちゃーーーーーーーん!」と
呼び続けた。
まだ、あちら側へは行ってほしくないから。
呼べば戻って来てくれる、と人間界の不思議譚でも聞いていたから。

すると、呼びかけるとココも返事をしようとして
ほっぺの辺りをプーと膨らませている様子。
よかったーー、聞こえていたんだ。

「ココちゃーーん」って何回呼んだだろうか。

4時間ほどして、ココは気を失う瞬間もなくなり
だいじょうぶそうなので、帰宅しました。

だけど、うちへ帰ってみれば
ココはこたつにこもりきりになり、
放心状態のようになり、
飲むことも食べることも歩くこともやめてしまいました。
そして鳴くこともやめてしまいました。

元気になるために連れて行ったのに、
それどころかあのような「医療事故」に遭い、
マイナス状態で帰宅したことに
怒りと悲しみが沸き上がり、
夜も眠れず、ずっと涙が出っ放しでした。
病院に連れて行った自分を責めました。

(つづく)

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4 コメント

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Unknown (ぐーぐー)
2015-02-17 23:23:50
タイトルだけ、先に見たので
心臓をドキドキしながら
開けました。
ココちゃん、大丈夫?
返信する
けっして自分を責めないでください。 (マッキー)
2015-02-17 23:44:49
ココちゃんの状態だったら、
私も少しでも元気になって欲しくて病院に連れて行くし、
先生の丁寧な触診が原因だとしても
その行為は必要なことだったのでしょうし・・。
ココちゃんも一所懸命にいつも自分の時間を過ごしています。

呼びかけは私も何人も接してきて絶対聞こえていると確信しています。
ココちゃんがお母さんに応えようとしてくれたのがその証拠ですね。

お母さんの心情は手に取るように私にもわかります。
でも、いつもいつもココちゃんのことを思って
精一杯されてるのですから
ご自分を責めることなく、ココちゃんを見守り、声がけしてあげてください。

ココちゃんができるだけしんどくない状態で
過ごせますように。祈ってます。

写真の飲んでる様子が今の状態でありますように。祈ってます。
返信する
ぐーぐーおばちゃん (ココ)
2015-02-18 16:31:35
ぐーぐーおばちゃん、コメントありがとう!

ドキドキさせてごめんニャさい。

わたし、戻ってきました。
前より少~し弱くなったけど、だいじょうぶです。

ゆっくりゆっくり過ごしていますからネ(=^・^=)
返信する
マッキーさん (ココの母)
2015-02-18 16:36:06
マッキーさん、あたたかいコメントありがとうございます。

幾人ものお身内の方を看取られたマッキーさんのアドバイスで、
気持ちがシャンとなりました。

もう前を向いて歩くしかないですね。
ココのためにも、
良い環境で
少しでものんびりとゆったりと
過ごせるようにしてあげたいと思います。

いつも親身になって下さって
本当にありがとうございます。
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