まだ大人じゃなかった頃

遅ればせながら、昨日成人式を迎えられた皆さん、
おめでとうございます。

おかあさんは、最近やっと「大人」を自覚できそうな
気になってきた、と言います。
過去の大人気ない自分があまりに恥ずかしくて
消しゴムで消してやりたい衝動に駆られるらしいです。

人間は２０歳が大人の節目、だそうね。
わたしたちは１年過ぎた頃にだいたい大人になるらしい。

上の写真は、まだちょっと大人でないわたし。
半年くらいだから（ちょうどこのおうちに来た頃ね）
人間の１０歳くらい。
キャピキャピの女の子時代。
ハンガーに乗れるなんて
今じゃ神業にしか思えない。


そんなわたしも、今じゃ仙人さまのように
お水だけで生きてるような
神々しいと言いたいけど、
弱弱しい姿で、日々こたつで瞑想しております。

昨夜も、おかあさんが差し出したお水を
ゴクゴクと美味しく飲んだ（つもりだった）のですが、
直後、何やらムカムカしてきて
ドッと吐いてしまいました。

その姿を見て、
わたしよりもおかあさんが悶絶。
「ココちゃん、苦しそうだねえ、
明日、病院へ行こうか・・・？」

わたしの大っ嫌いな病院へ？

３～４日前から風邪を引いてしまったおかあさんですが、
勇気を振り絞って翌朝、診察券を出しに自転車で飛ばす。
５番目だった。

その番が来そうな時間を狙って、
わたしをかばんに詰めてまた自転車で飛ばす。
弱弱しいわたしはあまり抵抗できず、か弱く鳴くだけ。

すぐに呼ばれて診察台へ。
あ、また体重が１キロ減っている。
先生の触診から太ーい点滴注射へ。

先生のお話だと、
お目目はたぶん、腫瘍ではないかと。
その腫瘍が全身に転移してるかも。
それと、触診で肝臓が腫れてるらしい。
今日は、吐き気止めと栄養剤の点滴です。
明日明後日と様子を見て下さい。

ということでした。

吐き気止めを打ったのに、
直後にかばんの中で吐いてしまいました。
先生におなかをグルグル触診されたからかな？

「病気が治ることがなくても
苦しさを緩和してもらいたい」と思っていたけど
先生は「注射一本で治ることはありません」と
言われました。
治してほしいと言ったわけじゃないのに・・・。

対処療法でもいいんです。
ココちゃんの苦痛が軽減されれば。

吐き気止めは一日しか効果ないらしい。
さて、後で薄めたチュルチュルさんは食べられるでしょうか？

つづく。