一日だけのモモちゃん

おとうさんの田舎から桃が届きました。
その空き箱が置いてあったので、わぁ～大好きって、入ってみました。
ちょうどいい大きさだから、快適！
あんまり気持ちがいいから、すっかり寝込んじゃいました。

夜になって箱から出ると、おねえちゃんがいつものようにわたしの背中に顔をスリスリしたの。そしたら「ココちゃん、桃の匂いがする～！」って言うのよ。
おかあさんとふたりで、わたしのことを『モモちゃん』って呼ぶのよ。
可愛い名前だけど、そう呼ばれるのは今日だけだと思うわ。