この後に・・・

あったか～い、なんて言ってお庭の洗い場でスリスリゴロゴロしてひなたぼっこ。
疲れたから、午後は２階のおかあさんのおふとんの上でお昼寝をしてました。

３時ちょっと前、グラグラ～っと来ていつまでも揺れてだんだん大きくなって。
そのうち、グラグラじゃなくて「グワラングワラン」という感じで地面が回っていました。

おかあさんは台所のテーブルの下に隠れて、わたしの名前を大声で呼んでいました。
わたしが下りていくと、おかあさんはわたしを掴んで抱き寄せようとしましたが、わたしは自分で隠れ場所をさがしたのであります。

やっとおさまったけど、あれ、停電！？
テレビがつかないから情報も得られず、携帯ラジオだけが頼りでした。
ありがとう、ラジオさん。

そのうち暗くなってきて、寒くもなってきて。
幸い、うちには古いけど石油ストーブがあったし、湯たんぽをこたつの中に入れて暖をとることができました。

懐中電灯の存在を思い出したおかあさんは、しばらくはそれで灯りをとっていましたが、何と電池が切れてきた！
わたしは用を足すし、そのお掃除をしなきゃならないし。

１０年以上前に買った非常用のろうそくがあったんだわ。
それをつけて、ジッと見つめるおかあさん。

わあ、きれい、と思ったわたしは、そのろうそくの前をウロウロ。
そしたら、おなかの毛をちょっと焦がしてしまいました。
焦げ臭い、と言われちゃいました。

やっと電気が来たのは、６時間も経ってから。
ホッとしたら、頭痛が起こったおかあさんは、次の日お医者さんへ直行。

テレビで観たものすごい地獄絵図のような状況に、もう絶句。
おとうさんとおかあさんの実家の人たちは、幸い無事だったのでよかった・・・。