三日月堀のぶろぐ

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歴史探索入門―史跡・文書の新発見 角川選書352

2015年01月10日 | 物欲の庵

発行日:平成15年5月 初版  
著者:小和田哲男

発行:角川書店 
サイズ :B6判
ページ数:254P
価格:1500円(税別)

 

今年初めの書籍紹介、元々は以前のぶろぐで「お城資料シリーズ」と題してゆる~く紹介していました(._.)
もう10年以上前の話になりますが、会社の先輩に「物欲の塊」と言われた事があり(どういう状況でそう言われたのかよく覚えていないのですが)そんな収集癖のある管理人「物欲の塊」と「庵」(小さな草葺の家や質素な小屋)を掛け合わせて名付けたのが「物欲の庵」です(^^;

書籍の方になりますが著者は小和田哲男先生、先生の実体験とともに歴史探索の方法を紹介されています。 

各章の内容です。

第一章 歴史探索に必要な懐疑の目
第二章 現地を歩くと見えてくるものがある
第三章 聞き取り調査の世界
第四章 地名・屋号は生きている
第五章 歴史の発見と古文書
第六章 知っておきたい現地調査のルールとマナー
第七章 現地調査の基礎知識

本書の「はじめに」に書かれていますが、小和田先生の研究の出発点が「お城」だったそうで、歴史研究のスタイルは現地調査を重視する派だそうです。
随所にお城に関する事が書かれており、書名は「歴史探索入門」ですが、私にとっては広い意味で「お城探索入門」とも呼べる内容でした。
また第四章の「地名・屋号を生きている」は、とある場所を勉強するのに大変参考になりました 

本書の「おわりに」に、「固定観念にしばられず、柔軟な思考をすることが歴史の発見につながるものだ・・・」と小和田先生は語られていました。
歴史に関わらず、何か壁にぶつかった時はこの言葉を思い出して行動出来れば、と思っています (._.)

ちなみにこの書籍はバーゲンブックとして購入、定価の半値以下のお値段でした(^^;
 



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