作品(9年前)

2009年08月05日 20時33分45秒 | 旧作
たぶんこれは、前の作品の逆のイメージで作ったカップだと思います。
胚土は多治見半磁器土に硅長石を加え成型したものです。
墨で書いたように見える部分は、鉄、コバルト、マンガン等の金属に粘土、長石等を加え半融になるような化粧泥を作り、筆を使って墨うちしました。
白に黒い線だけでは物足りなかったので釉薬を付けましたが、墨うちした部分が釉薬に融け込んで、にじまないようにする事に苦労した記憶があります。
釉薬は石灰系透明基礎釉にコバルトを0.2パーセント程度入れていたと思います。
焼成は酸化で1235度です。この頃はまだ粘土に、こだわりをもっていなかったと思います。

作品(10年前)

2009年08月04日 23時41分18秒 | 旧作
今日から過去10年間に作ってきた作品を紹介します(恥ずかしいのですが、皆様が、こういうのも面白く感じるかな~と思ったので)

このマグカップは、鹿追粘土にシャモット等を混入した胚土に練込用の黒を5パーセント混ぜ合わせて更に、はぜ石(硅長石)を入れて成型したものです。
釉薬は藁灰釉で杓掛けとスポイトを使用し施釉した後、1235度の酸化焼成で焼いた物です。釉薬が溶け出す頃を見計らって焼成を終了させると黒と白のコントラストがはっきりとしますが、釉薬を溶かしすぎていくと、胚土に混ぜた練り込み黒の(コバルト・ニッケル等)影響を受けて青白色にかわったりします。
持ち手の部分も持ち易くするために、指が3本程度入る大きさに作っていました。
カップの外側は持ち手を使わなくても持ち易くしようと丸いカンナで、しのぎと言われる技法を使っています。
今では食器棚の一番奥に追いやられています。

きのこ狩り

2009年08月02日 14時37分48秒 | 山の幸

今日は雨の中、キノコ狩りに小高い場所の落葉針葉樹林をめざしました。獲物は落葉きのこです。
虫には、めっぽう弱いので、完全防備です。
散策途中ボリボリも発見!!!もちろん捕獲してきました!

3時間程度の森林浴になりましたが、十分癒されてきました~
※携帯電話の画像でごめんなさい!

耀き

2009年08月01日 21時23分41秒 | 
今日は悲しいような寂しいような出来事がありましたが、精一杯笑顔でいようと決めていました。
とても貴重で大切な時間でもありました。
そして私の使命は歴史の少ない北海道の粘土と釉薬の扱いを完成の域まで到達させ、その技術を後世に繋げる事だと感じました。そうして北海道の土を使った焼物の伝統に少しでも加担できたらと思います。長い長い駅伝のようです。歴史が浅いだけあって、襷が一本ではなく、何本もあるような気もします。いつかは大きな一本の襷に出来ることを願って励みます。これから、まだまだやる事が山積です。
今日、手渡された作品を超える物を作って今度は私の作品でおかえし出来るように精進していきたいと誓いました。
何が何だかさっぱり解らない文で、すみません。


大荒れになっている海のおかげで釣りの予定は、かれこれ一月になろうとしています。次こそは行けるといいな~
明日は山へ落葉キノコを採りに行こうかなと思っていますが、晴れてくれるのか心配です。雨でも行きますけど
採れたら投稿しま~す!