作品(9年前)

2009年08月05日 20時33分45秒 | 旧作
たぶんこれは、前の作品の逆のイメージで作ったカップだと思います。
胚土は多治見半磁器土に硅長石を加え成型したものです。
墨で書いたように見える部分は、鉄、コバルト、マンガン等の金属に粘土、長石等を加え半融になるような化粧泥を作り、筆を使って墨うちしました。
白に黒い線だけでは物足りなかったので釉薬を付けましたが、墨うちした部分が釉薬に融け込んで、にじまないようにする事に苦労した記憶があります。
釉薬は石灰系透明基礎釉にコバルトを0.2パーセント程度入れていたと思います。
焼成は酸化で1235度です。この頃はまだ粘土に、こだわりをもっていなかったと思います。


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