貧乏神の嘆き

貧乏神さん

ある村に貧しい村人がおりました。

その村人はたいそう皆から好かれた人間でした。

その姿をみて、その家に住んでいた貧乏神さんはこう思いました。

「私だって一応、神なのにどこにいても人には嫌われる。みんな貧しくしてしまう。」

「こんなところにいちゃいけないなぁ。彼らがかわいそうだ」

と本当に申し訳なく思い、上の位の神様のところへ相談に行きました。

「神様、どうして私はこのように人々を貧乏にするしか能のない人間なんでしょうか？私なんて存在する価値があるのでしょうか。教えてください」

「そうかよしよし、お前は立派な神なのだ。お前の存在は世の中の働きを照らし人々を団結力や調和する働きのもと円満に鍛える大いなる役割があるのだよ。自信を持ちなさい」

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ということで考えたのはどの人間もみなひとりひとり神様である。
その神様には神様の世の働きがあるのであって、何ひとつ無駄に働いているものはない。無駄に思えることは自分のエゴ、自我が作り上げた妄想なのだ。

私たちはかならず大きな役割があるものだ。知りたいなら

知りたいと強く思うことさ



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