日本の民話
題 : だいろくの瓶
(三好郡)
とんとん昔。
大きな大きな分限者(長者)がおりました。エヘン
大つごもり(大晦日)の晩はどの部屋へも火をいれておくことになっていました。
なな(女中)に火を入れさせて、火を消したらいかんと言うので、大つごもりの晩
ななは夜どうし起きておりました。
ところが一人のななが火を入れて、火の番をし . . . 本文を読む
あるところに兄と弟が住んでいました。
裕福な兄とちがって弟は貧乏で、たった1頭の馬で畑を耕していましたが、やがてその馬も死んでしまいました。
困った弟は裕福な兄に1日だけ馬を貸してほしいと頼み込みます。
最初、兄はことわりましたが、弟は願いを聞き入れられるまで何度も頼みに行きました。
貧しい弟が、馬を借りに裕福な兄の畑へと出かけていくと、屈強な男が畑を耕しているではありませんか。
「 . . . 本文を読む
2人の男が一緒に旅をしていました。1人がふと足を止め、財布を拾いました。
誰かが落としたものにちがいありません。
「見ろよ、これ! すごく重いぞ。金が詰まっているにちがいない」
彼は素早く財布を開け、金が詰まっているのを見て「俺はなんて幸運なんだろう!」
と言いました。
「おれ、じゃなくておれたち、だろう」ともう1人の男は言います。
「おれたちは旅仲間じゃないか。旅仲間は幸運も不運 . . . 本文を読む
日本の民話
タイトル : 屁ひりばばあ
むかし、阿波に日本一の屁ひりばばあが住んでおりました。
一発ひれば、満開の桜花を一瞬にして散らすこともできるし、屁で歌をうたうことも朝飯前のことでした。( ´艸`)
ごっつい屁をと頼めば、ようだち(夕立)がゴロゴロパリパリ鳴るような大きな大きな屁をひりました。
ある日、裏の竹藪で竹を切んりょると、殿さん . . . 本文を読む
徳島市
題 屁をこくおよっさん
むかし、あるところに、屁こきの娘はんがありました。(* ̄0 ̄)ノ[才八∃一]ペタッ
その娘はんの屁というのは、けったい(妙)な屁で、ブフォフォフォー
「だれぞっ、だれぞっ」キョロ ( ̄д ̄*)))(((* ̄д ̄) キョロ
たてつづけに鳴るのでした。
けれども、しょっちゅう屁ばっかりこいているので、こんな子は . . . 本文を読む