箱根越え旧東海道石畳の街道
今日はいよいよメインイベントである旧東海道石畳を歩くことになる。
関内を早くに出て、箱根湯本には7時に到着、
登山口になる、三枚橋を7時15分に出発途中須雲川自然探勝歩道までは
舗装道路を上ることになっている。
須雲川自然探勝歩道を8:50に出発、
いよいよ自然の中を歩く本来の街道を満喫する
まだしばらくは山道でも緩やかな林間の道です。
そして畑宿9:40に出発、
ここは寄せ木細工の工房が集まる寄木細工の里でした、
沢山の工房がしのぎを削っているようです。
ここからは本格的な昔の石畳の街道となっている、
街道の石は思いの外手強いものでした、平らな石畳を想像していたのですがそれは、
湿気を含んでこけが付着して滑りやすく一瞬も油断の出来ない状態でした、
歩くうちにストックがとても必要だと感じたのですが
そんなものを用意して居なかったので街道脇を注視してそれにかなう木を調達した、
後々これが無かったら歩ききることは難しかっただろうと、思い知った。
街道は急登もあり滑る石に細心の注意が必要だった、
それでも登りは何とかストック「ただの木の枝」を使ってしのぐことが出来たが、
街道は須雲川を何度か横断するときが有った、
その時街道から川筋におりなければいけないのだが、とても
こけむした石畳をおりることは危険が大きすぎて、さすがに
そこをパスして国道を利用して次に向かうことにした
(残念でしたが安全第一を心がけてきました)
峠の茶屋甘酒茶屋も近づいてきたとき体中は汗まみれでした、
そして私の身体に異常が発生、最近は感じたことのない左脇腹の筋肉の痛みを覚えた、
昔頑張ってトレーニングをしているときに起きた筋肉痛です。
近頃はそんなに追い詰めた運動はしていないので少しびっくりしていました。
なんとしても完走を目指してペースを落とし頑張って歩いた、
沢山の人に追い越されながらもひたすら自分との戦いに
(いつでも国道に逃げることが出来るので?)
心を強くして頑張った。
甘酒茶屋に10:30到着きつい登りもやっと終わるようです。
昔ながらのたたずまいをした、茶屋は古い建物を保存しながらの営業です、
室内はランプの明かり(ランプの中に電球を入れているが照度ランプ並を維持)
で営業をしているので外から入ると薄暗くメニューも見えないほどです。
名物の甘酒を飲んで一休み、いよいよ元箱根に向かって最後の道のりです。 11:00出発
元箱根が近づくと下りの石畳が現れ、特別な注意を必要としていました。
最後の気力を振り絞って元箱根に到着、11:40着
と、目の前の国道に湯本行のバスが到着
本当は元箱根で芦ノ湖を見たり関所跡を見学したりと、観光を
予定していたのですが、バスの姿を見たら思わず飛び乗ってしまいました。
今来た道をバスに乗って逆戻りです。
疲れました?
箱根湯本に13:00到着
疲れを取るため日帰り温泉を探した、駅裏にあった
カッパ天国日帰り温泉その話は次にご期待です。
石畳の感想、昔の人は偉い、特に馬でも越すがと歌われていました、
馬の身になったらやっていられないよ!
自分で歩いてみて今は良いトレッキングシューズなどが有るが
わらじがけでの歩行はとても想像がつか無いほどの困難さだと思う。
大名行列のように大勢での通行はどれだけの困難が有ったか、本当にご苦労様ですね!