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千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

11月の霞が関:国会前庭の高台広場から眺める桜田濠と皇居の緑地帯

2013年11月07日 08時00分00秒 | 皇居周辺・城西


東京の広大な市街地を形成している「武蔵野台地」と呼ばれる丘陵地帯の東端部に建っている国会議事堂の建物を撮影しました。太古の昔の国会議事堂の建っている高台の西側は、東京湾の海面や湿地帯が広がっていました。これからかつて海面や湿地帯だった桜田門周辺へ向かいます。




国会正門前交差点から皇居の桜田門方向へ向かって散策していきます。この界隈は高台である永田町地区から皇居内濠方向へ向かって、地形全体が緩やかな傾斜地となっています。




緩やかな坂道の途中には「憲政記念館」の敷地入り口が設置されています。国会議事堂に隣接する国会前庭内にその建物があり、敷地内には建物だけでなく、散策道や高台広場が整備されているので寄ってみます。




「国会前庭(こっかいぜんてい)」は国会議事堂前にある庭園であり、洋式庭園の北地区と、和式庭園の南地区から構成されています。尾崎行雄(衆議院名誉議員)を記念する憲政記念館の建物は北地区の一角に1960年に建設されています。




国会前庭内は綺麗に散策道が整備されていて、誰でも自由に散策することが出来ます。とは言っても、あまり知名度は高くはないらしく、閑散としていました。




国会前庭の北地区の緑地帯の敷地は、江戸時代ははじめ加藤清正の屋敷、次いで彦根藩井伊氏の上屋敷があったところでした。武蔵野台地の東端部に位置し、皇居周辺を上から見下ろすことが出来る場所なのですね。




明治時代になって当地は国有地となり、はじめ弾正台、のちに参謀本部・陸軍省が置かれました。そして陸軍省が廃止された戦後に衆議院の所管に移され、周囲の土地区画整理や道路拡張の後に洋式の庭園に整備されました。




緑地帯の中の時計塔前にはちょっとした広場が整備されていて、池も置かれていました。この広場からは皇居の緑地帯や、その向こう側の丸の内の高層ビル群を見渡すことが出来る、絶景のポイントなのです。




…丸の内の高層ビル群の撮影スポットを見つけるのは中々難しいのですが、こんな辺鄙な場所にあったとは今まで気が付かなかったです。




高台広場から皇居の緑地帯方向を撮影しました。皇居の桜田濠の水面と、その手前側には国道20号線(甲州街道)の「三宅坂」の非常に長大で緩やかな坂道の大通りが通っています。




三宅坂の坂下付近に建っているのが「警視庁本庁舎」のビルです。




普段の平日は、東京都心部から新宿副都心方向へ向かう国道20号線(甲州街道)の三宅坂は非常に交通量が多いのですが、この日は休日だったので閑散としていました。




桜田濠の水面と、目の前に広がっている皇居の広大な緑地帯を撮影しました。鬱蒼とした木々に囲まれている敷地内に御所の建物があり、両陛下がお住まいになっています。




国会前庭の敷地の西側の縁を沿うように都心環状線の高速道路が通っていて、都心環状線から4号新宿線が分岐・合流する「三宅坂ジャンクション」が地下に設置されています。




休日だったので車などの交通量は少なかったですが、皇居周辺を走る「皇居ランナー」の人たちの姿が目立ちますね。




高台広場から撮影した東京駅丸の内地区の高層ビル群です。丸の内駅前広場を取り囲むように建つ高さ200メートルの丸の内ビル、新丸の内ビル、JPタワーがくっきりと撮影出来ました。




手前側に植えられているイチョウ並木道の木々が冬の季節になって落葉すれば、更に綺麗に見渡せるかもしれませんね…。




国会前庭の北地区の緑地帯を出て、桜田門へ向かいます。



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