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ホテルオークラ本館建て替え計画の進捗状況 2017年1月3日

2017年01月09日 06時01分00秒 | 再開発・港区


ホテルオークラ本館建て替え計画:取り壊し率80% 2017年1月3日
2014年5月23日、ホテルオークラがマスコミを通したプレス発表で建て替えを行うと発表しました。ホテルオークラは、東京都港区の虎ノ門の閑静な住宅街の中に建っている本格的な高級ホテルであり、2020年の東京オリンピック前の、2019年春に営業再開する予定となっています。そもそも、ホテルオークラが開業したのは1964年(昭和39年)の東京オリンピックの2年前であり、開業後50年近くが経過していて老朽化が長年の課題となっていました。2020年の東京オリンピックに向けて、遂に計画が動き出したと言えます。

2015年8月末に本館建物を閉館し、9月から既存建物の解体に着手します。2016年1月に本体着工、2019年2月末の竣工を目指します。


新日鉄興和不動産のホームページ内から拝借した、完成予想図です。

ホテルオークラとは?
東京都港区虎ノ門二丁目地区の閑静な住宅密集地帯の中に建っている高級ホテルです。日本国内では「老舗ホテル」とされており、帝国ホテル東京、ホテルニューオータニとともにホテルの「御三家」と称されています。大手ゼネコンの大成建設などの創設者である大倉喜八郎の長男で大倉財閥の二代目である大倉喜七郎氏によって設立されました。

公職追放により帝国ホテルを離れた大倉は、憲法の制定により華族としての待遇も奪われます。しかし、国内屈指の工芸家たちへ日本の美を以って諸外国の貴賓を迎えるホテルの理念を熱心に説き、その協力を得てホテルオークラを開業させました。明治以降の日本に存在したであろう貴族の精神を証明するという野心と「最後の男爵」としての意地により、「帝国ホテルを超えるホテル」をコンセプトに設立されたホテルとなっています。

再開発計画の概要
現在のホテルークラ東京の施設は、地上10階建ての「本館」と、11階建ての「別館(サウスウイング)」に分かれています。1973年に完成した別館の建物はそのまま使用され、1962年5月に開業した本館は取り壊されます。敷地内に設置されている日本の私立美術館の草分けである「大倉集古館」(1917年8月開館)も保存されることになります。

本館は2015年8月末に営業を休止した後、9月から解体工事に着手します。敷地内には高さ約195メートルと約85メートルの2棟の高層ビルが建設されます。高さ約195メートルの超高層棟は地下6階、地上38階建てで、ホテルのほか4~21階にオフィスが入る複合ビルとする計画です。高さ約85メートルの高層棟は地下6階、地上13階建てで、全体をホテルとして使われます。

現本館の客室数は408室であり、建て替え後は、2棟のビルを合わせて現状の3割増しとなる約550室を確保するほか、1室当たりの面積が50平方メートル前後の広めの部屋を増やします。

また、敷地面積の半分に当たる約1万3000平方メートルは緑地として整備されます。都心のオアシスとして開放するほか、災害時の一時避難場所として使われることになります。

建替え計画の概要
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目10番
現況敷地面積 約26200㎡
建物延床面積 約18000㎡
建物高さ 195m(地上38階、地下6階)
建物用途 ホテル、オフィス、美術館、駐車場
現本館閉館 2015年8月末
建替工事開始 2015年9月
新本館竣工 2019年2月末
新本館開業 2019年春
※記載の数値には、公益財団法人大倉文化財団所有の土地・建物(大倉集古館)を含みます。

プレスリリース:ケンプラッツ発表のニュース 2014年5月26日 
五輪にらみホテルオークラも建て替え、超高層に ケンプラッツ
プレスリリース:株式会社ホテルオークラ発表の報道資料 2014年5月23日
ホテルオークラ東京 本館建替計画について
プレスリリース:新日鉄興和不動産のホームページ内 2016年6月1日
「ホテルオークラ東京本館建替計画」オフィス事業の取り組みについて~2019年の完成を目指し、2016年6月1日着工~



虎ノ門15森ビル前から「江戸見坂」を上っていきます。東京都心部のど真ん中である虎ノ門地区内のオフィスビル街の中に、20パーセントもの急傾斜地があること自体が驚きです。




急坂の江戸見坂を上っていくと、前方に工事用プレハブ小屋が建っているのが見えました。




新しいホテルオークラ東京本館の高層オフィスビルは「三菱地所設計」が設計を担当するのですね。




江戸見坂の坂上にやってきました。ホテルオークラ東京本館の敷地沿いに伸びている道路を北側へ向かって歩いていきます。




南側から工事用プレハブ小屋の全景を撮影しました。




再開発工事現場の敷地南側を通っている道路の全景を撮影しました。工事用フェンスの奥には、完成間際の「赤坂インターシティAIR」の高層オフィスビルが建っているのが見えます。




再開発区画の敷地の南西角の「大倉集古館」の建物をズームで撮影しました。2015年9月より開始されるホテルオークラ東京本館の建て替えに伴う施設改修工事のため、2014年4月より長期休館しています。再開は2018年の予定となっています。




敷地南側に設置されている工事用資材搬入口を撮影しました。




ホテルオークラ東京本館の建て替え工事現場ですが、江戸見坂と同じ急傾斜地の中で工事が行われています。




前方に、再開発工事現場の南西角の交差点が見えて来ました。




南東側から大倉集古館の建物を見上げて撮影しました。背後に建っている赤坂インターシティAIRの高層オフィスビルの存在感が非常に大きくなってきました。




ホテルオークラ東京別館の正面玄関前から振り返って、江戸見坂方向を撮影しました。ホテルオークラ東京本館の旧建物がなくなったことによって、虎ノ門二丁目地区を見渡すことができるようになりました。




南西側からホテルオークラ東京本館の建て替え工事現場の全景を撮影しました。




虎ノ門二丁目地区よりも標高が15メートルほど高いので、虎ノ門ヒルズ森タワーの高層オフィスビルを綺麗に見渡すことができます。




ホテルオークラ東京の地図です。

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