赤坂一丁目地区再開発:工事進捗率1% 2014年11月27日
アメリカ大使館の敷地の北側に隣接しているエリアの再開発計画「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」です。小さなオフィスビルや雑居ビルが密集していた跡地(約2.5ヘクタール)に、地上37階、高さ約200メートルの超高層オフィスビルを建設します。緑化率50パーセントを超える緑地内には低層店舗が併設されます。2014年1月から既存の古い建物群の解体工事が始まり、同年8月に着工、2017年4月竣工を予定しています。
これまでの経緯と、今後の予定
2008年3月28日 赤坂一丁目地区市街再開発準備組合設立
2011年9月12日 赤坂一丁目地区市街再開発に関する都市計画決定告示
2013年9月19日 赤坂一丁目地区市街再開発組合設立
2013年9月19日 権利変換計画認可
2014年1月 解体工事着手
2014年8月 本体工事着工
2017年4月 本体工事竣工
再開発計画の特徴
1.敷地全体を大小の樹木を配置した緑化空間とし、敷地内の緑化率50パーセント超を実現します。緑地内には飲食店を配した、都心における稀少な緑のオアシスを創出します。
2.幅員10メートル、長さ約200メートルの多重列植の街路樹空間を整備します。赤坂・虎ノ門エリアにおける、溜池山王駅からの玄関口にふさわしい緑豊かな街造りを目指します。
3.既存の地域冷暖房システム(DHC)とコージェネレーションシステム(CGS)を連携し、高効率なエネルギー利用を促進します(※DHC:赤坂・六本木アークヒルズ地区)。また、高効率CGSや太陽光発電設備の導入による電力供給も促進します。
赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業
所在地 東京都港区赤坂一丁目5番(一部)、6番、8番、9番(一部)
用途:事務所・共同住宅・集会施設・店舗など
階数:地上37階、塔屋1階、地下3階
高さ:200.58m
敷地面積 16088.32㎡
建築面積:7130.00㎡
延床面積:175296.99㎡
構造 鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造
建築主 赤坂一丁目地区市街地再開発組合
参加組合員 新日鉄興和不動産
設計者 日本設計
施工者 大林組
工期 2014年7月着工~2017年4月竣工予定
プレスリリース:新日鉄興和不動産発表の報道資料
大規模再開発プロジェクト 「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」
プレスリリース:同じく新日鉄興和不動産発表のPDF資料 2013年9月20日
「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」権利置換計画認可について
赤坂ツインタワーの解体工事現場前、六本木通りや首都高速都心環状線の道路高架橋越しに撮影した「赤坂一丁目地区再開発」の再開発工事現場の全景です。
南西側、「榎坂」下前から撮影しました。人通りや車の交通量が非常に多い環境の中で再開発工事下行われています。
北西側、六本木通りと外濠通りが交差している「溜池交差点」前から撮影しました。
この界隈は、江戸城の外堀や溜池などを埋め立てた場所に整備された街並みとなっていて、標高が低くどこまでも平坦な土地が広がっている場所です。
再開発工事現場の北側を通っている道路を散策して、共同通信会館方向へ向かいます。この道路も意外と人通りが多かったです。
三会堂ビル前から振り返って再開発工事現場を撮影しました。更地となる以前は、老朽化が進む雑居ビルやオフィスビルが密集していた場所です。
共同通信会館ビル前から撮影した「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」の再開発工事現場の全景です。
米国大使館前から撮影した再開発工事現場の全景です。
再開発敷地の南東側、米国大使館寄りには真新しい工事用のプレハブ小屋が設置されていました。
「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」の区画の地図です。