アスペルガー育児日記(現在高校3年生)

アスペルガーの長男ナギと、そうでない次男コウを持つ、シングルマザーの日々の記録

幼児虐待を防止せよ!

2005年08月24日 | ☆Weblog
就園前までナギをよくビンタしてました。
しょっちゅうビンタしてました。
どんなときに?どんなときだったか…。

返事をして!ママの目を見て!
なんでこんな話をずっとしてるの!
どうしてママって呼んでくれないの!
自分でスプーンを持ってよ!
そうやって手をヒラヒラさせるのをやめて!

一回ビンタするとスッとしていたのが
二回も三回もバンバンたたかないと
気がすまなくなりました。
どんどんエスカレートしていくのが
自分でもよくわかりました。
ある日、とうとう手が止まらなくなってしまって
私は本能的に「この子を殺してしまいそう!」って
思いました。

すぐに私と子供を離してください。
誰か、お願い、助けて…!

その時の危機から長男を救ってくれたのは
育児相談ダイヤルでした。
「今、子供を何度もたたいているんです」
と言う私に、電話の声の女性は
「えらいよ、よく電話くれたわね!」と
言ってくれました。

それから私は電話機の短縮にこの番号を入れ、
辛くなったらしょっちゅうかけるようになりました。
顔も名前も知らない人、というのが
良かったのかもしれません。
そして何より、なぜか私の気持ちをわかってくれてました。
おかげで今は、ほとんどかけません。
時も、解決してくれたのかもしれませんね。
あの当時よりは、ナギも
ずいぶん活発になりました。

でも、実はね、
昨日久しぶりに電話をかけました。
ときどき、しゃがんでしまうほどの
不安におそわれるんです。
何があったわけじゃないんだけども、
ただこのゾッとするような感覚を
心のままに話しました。

今日もうちの子たちは元気でした。
ナギはピアニカの練習を頑張りました。
「間違えないように弾くのよ」と言ったら、
間違えるたびに、いちいち
「ママ、間違えちゃった。ごめんなさい」と
頭を下げます。
「間違えてもいいの、練習だから」と言い直したら、
「ああ、そうか、サザエさんだよね」と言って
笑いました。
サザエさんって?ああ、きっと今
あなたの世界にサザエさんが
遊びに来てくれてるのね。
よかったね。

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