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父への感謝

2013年11月07日 17時50分22秒 | Weblog
お金に感謝します。なぜなら、お金のおかげで生活が出来るからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

財布に感謝します。なぜなら、お金やレシートの管理で毎日お世話になっているからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

取引先の人に感謝します。なぜなら、仕事環境をより良く整えてくれたからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

自由な時間に感謝します。なぜなら、やりたいことが出来たからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

お母さんに感謝します。なぜなら、いつも私たちのために仕事と家事を頑張ってくれているからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

お父さんに感謝します。なぜなら、お父さんのおかげでわたしも妹もいるからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

妹たちに感謝します。なぜなら、賑やかで楽しく、家の雰囲気が明るくなるからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

宇宙に感謝します。なぜなら、毎日変わらず新しい1日を生み出してくれるからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

月に感謝します。なぜなら、穏やかな気持ちにしてくれたからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

近所のスーパーに感謝です。なぜなら、必要なものをすぐに手に入れられるからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。

携帯に感謝します。なぜなら、面とむかっては伝えにくいことが簡単に伝えられることがあるからです。ありがとう、ありがとう、ありがとう。



今日は今まで避けてきたことへ感謝することが出来るようになった。それは何かと言うと、父への感謝だ。

わたしは今の父が嫌いだ。
小さい頃は母よりも父の方が好きだった。和菓子屋の店長だった父が仕事から帰るとたまにお饅頭のお土産があったし、休みの日はもちろん仕事から帰ってきて疲れてても遊んでくれたので、わたしは父が帰ってくるのが楽しみで仕方なかった。もうあまり覚えていないけど小さかったわたしにいろんな面白いことを教えてくれた。そんな父が大好きで、母に怒られたときはいつも父の布団のなかに潜り込んで彼がわたしを抱きしめてくれるのを待っていた。



そんな大好きだった父がリストラされたのはわたしが中学生のときだった。

父が母へその話をしたのはわたしや妹が寝たのを見計らってだったが、わたしは寝てなんかいなかった。寝たふりした布団のなかでわたしは父の申し訳なさそうな声と、母の不安そうな声を聞きながら泣いていた。まだこれこら中学へ上がる妹が二人もいた頃だった。


その後しばらくは父と一緒にハロワへ行ったりしていたが、このご時世、再就職は決まらず、母は働きに出た。そしてこの頃から母の愚痴が増えた。それを聞いていたわたしや妹たちもストレスを溜め込んでイライラしていた。
もう父と話すことはほとんどなくなっていた。

そしてついに父が倒れた。
命に別状はなかったものの、就職活動は出来なくなった。
なにもすることのなくなった父は、毎日テレビばかり見るようになった。そしてそれが、もう何年も続いている。
毎日母に迷惑をかけるその姿を見て、わたしは父が嫌いになった。あんなに大好きだったのに。



どうしてこうなってしまったのか、もっと父を思いやっていればよかったとか考えると後悔ばかりで、あの頃にはもう戻れなくて、今さら優しくなれなくて今も父には冷たい態度をとってしまう。

そんな父に今日初めて感謝しようと思えた。これは私にとってすごい変化だ。
見えてなかった感謝すべきことがこれからもっと見えてくるかもしれない。きっとその先に父と再び笑い会える日が来ることを信じている。

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