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仕事とインフルエンザ

2014年02月09日 14時57分31秒 | Weblog
目が覚めたら昼前だった。
今年のインフルエンザはなぜかそんなに苦しまないものだと風の噂で聞いた。ちょっとだるいかなと感じて病院へ行ったらインフルだと診断されたと言う。

同僚がインフルになりたいと騒いでいた。わたしは苦しいものだから絶対嫌だと反対したが仕事を休めるなら苦しい方がましだと彼らはいう。そうか、みんなそれほどまでに仕事に苦しめられているのか。
朝から晩まで数字数字と営業成績を攻められ、いやがる客に無理やり商品を売り付け 催事続きの会社に休みはない。
それなのになぜみんな辞めないのか。
なぜみんな、嫌な仕事を続けるのか。

わたしは、そんな会社に事務として入った。先述したような会社なのでおかげで日々忙しい。そこらの事務職よりはいいお給料をいただいている。けれど商品を勧める営業の人たちの苦労には計り知れないものがあり、彼らのことを尊敬している。わたしには絶対に出来ない。大人しそうで、引っ込み思案そうな顔をした新卒も営業として入ってくるが、みんななんだかんだで営業の仕事を続けている。人間はやろうと思えばできるのだ。だからわたしにも出来るのだろうけど、決してやりたくないと思う仕事だ。

だからみんなが仕事を休みたいと思うのはすごくよく分かる。だが、病気が治れば再び仕事へ戻らなければならない。みんなそこから抜け出したいと思っているなら素直に会社をやめればいいのだ。けれどみんなそれをしない。入ったばかりでまだ先のある新卒は、会社と自分の将来を見据えてすぐに辞めていった。それ以外の人間は、結婚か病気にならない限りこの会社にとどまっている。
かくいう私も辞めようと思っている人間だ。なぜすぐに辞めないのかと問われれば「じゃあ今辞めてこれからどうするのだ」という答えが返ってくる。
辞めてすぐに再就職が決まる保証はどこにもない。決まったとしても入ってみればまた同じような会社かもしれない。すぐに決まらなければ家族から冷たい目で見られるのは目に見えている。もちろん収入も途絶える。当たり前だけどこれがみんなが会社を辞めない理由。みんな分かっている。辞めたところでどうにもならないむなしさを。この社会の理不尽さを。

働く人たちはみんなこの葛藤と戦っているんだ。抜け出せないのは会社じゃなくて、このむなしさ、理不尽、どうしようもない虚無感。

それでもみんな闘いつづける。いつか
「え?まだあんなところで働いてるの?」
と、辞めなかった誰かに幸せオーラ全開でどや顔をしてやるのだと。


今日の休みは寝ようと思っていた。この4日ほど、体がだるくてそれでもこの休みまでは仕事を頑張った。
おかげて良くなったが、もしかしたらわたしもインフルだったのかもしれない。苦しくないインフルエンザなら、なってもいいかなと思った。

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