北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

古文書にみる山国の歴史

2008-08-13 18:20:22 | 歴史・社寺・史跡など
今日遅番で午後職場へ出勤したら、上の写真のようなチラシが目に入った。

坂田聡、中央大学文学部教授が代表される、丹波国山国荘調査団が「古文書にみる山国の歴史」と題して現地説明会をされる。

日 時:8月17日 午後2時30分~
場 所:京北合同庁舎(旧京北役場)
参加費:無料

内容は;
調査の概要        坂田聡(中央大学文学部教授)
宮座研究と山国荘     薗部美樹(米沢女子短期大学助教授)
近代における山国隊の記憶 吉岡拓 (慶應義塾大学非常勤講師)
(近代山国研究のプロローグとして)
古文書調査の概要     柳澤誠(中央大学大学院生)
鳥居等家文書       岡野友彦(皇學館大学文学部教授)
辻啓助家文書       吉岡拓(慶應義塾大学非常勤講師)
高室美博家文書      柳澤誠(中央大学大学院生)
山国神社文書       坂田聡(中央大学文学部教授)
質疑応答

中央大学はかなり以前からここ山国荘の研究を続けられていて、私も山国神社へ行ったとき、社務所に学者さん達が資料を広げられている姿を何回か目撃している。山国荘は農村の割には豊富に古文書が残っているとの調査団の方の言葉を思い出す。禁裏御料であったためであろうが、とのことであった。

その成果を説明していただけるまたとない機会である。何が何でも出席したいのだが、当日は我が勤務日である。誰か代わってくれ~~~。


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2 コメント

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今をときめく方ばかりで豪華! (硯水亭 Ⅱ)
2008-08-23 23:30:27
    Mfujinoさま

 書誌学の世界で有名な先生ばかりで、愈々本格化しているのですね。真に祝着に存じ上げます。書誌学は学問の基本です。等級化し、第一級の発見とその論考は何よりも時間を待たなければなりません。何故かと申し上げますかと言うと、単なる古文の読みではすまないのです。その時代の実証主義的考察と科学的な眼がどうしても必要で、現代の学問はただ一つだけでは成立致しません。古画や古書にレントゲンを入れたりするのは当然のことで、前から後ろから左右前後見直してみるべきで、現代の学問は複合学問だからです。このメンバーの中にはそうした傾向を好きな御仁もいらっしゃるようですから安心しています!
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歴史を語るとき (Unknown)
2008-08-24 23:53:19
硯水亭さまはこのメンバーをご存じなのですね。現代の学問はただ一つだけでは成立しなくて複合学問だとおっしゃるのはよく理解できます。確かに実証主義的考察は必要条件ですよね。当日の質疑応答の際にも触れられましたが、古文書をどう見るか、歴史的事実と事実証拠の空白、そこをどう埋めるか、などを考えると楽しさが増します。京都大学、桑原武雄先生の人文科学研究所の総合研究シリーズを懐かしく思いだします。ただ歴史を考えるときの楽しさを考えるとき、司馬遼太郎さんが洛北諸道の山国隊の出現でふれられた河内山半吾の記述部分はどうも頭からはなれません。彼の資料は出てこないと思っていますが、彼も明治維新に向けて何らかの力を果たしたはずだという司馬遼太郎さんの勘はさすがという考えをもっています。歴史はhisitory : his-story とはよく言ったものだと感心しております。仮説と実証の世界ですが、仮説の大切さが一番重要ではと思っています。それは絶えず実証・検証されなければならない訳ですが。また、学際的というか interdiscipline のもつ意味も大切にしないと、とも考えております。
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