JUDAS PRIEST LIVE AT EX THEATER ROPPONGI!

プリースト・クラスのバンドがこんなに小さなハコでやっていいのでしょうか？　これじゃあチケットが売り切れになるのも当然だわな。
私は今回、「POWER ROCK TODAY」の先行予約で2階指定席を購入。最後尾のほぼ右端だった。安全な椅子席から視界に広がるスタンディング席の”カオス”に対しては、羨ましくもあり、安堵感もあり、といったところか。

オープニングでロブ・ハルフォード（Vo）が杖をついて出てきたのにはあせった。こんなヨボヨボでパフォーマンスが続くのだろうか。しかし、彼が全身全霊で叫び続ける姿を見ながら、不安感は驚きに、そして感動へと変わっていった。
また、ロブのヴォーカルはとても良かったと思う。確かに全盛期とは比べものにならないし、この日のセット・リストは低～中音域のヴォーカル・ナンバーが中心に据えられていた（超ハイ・トーンのヴォーカル・ナンバーは、最後の最後で演奏した”Painkiller”ぐらい）。でも、ここまで歌えれば満足である。
バックの演奏については、新加入のリッチー・フォークナーが大健闘。ただ若いだけでなく、プリーストらしさを前面に出しながら、激しい動きとギターの力強い音で観客を引っ張っていた。一方、オリジナル・ギタリストのグレン・ティプトンは元気がなかったなあ。確かに、この手の音楽をやり続けるには年齢的にかなり辛そうだが。
それにしても、ここの会場は何回か来たけど、とにかく音が良い。今回のプリーストも音響がとても素晴らしかった。おかげで彼らのナンバーを充分堪能できた。

ライブが良かったので、迷っていたTシャツを買うことにした。ちなみに値段は4,500円。先日のモトリーと同じです。