『THE BEATLES ANTHOLOGY』

今さらながら、「ビートルズ」を勉強している。
もちろん、彼らの有名なナンバーは何度も聴いたことがある。ただし、それはラジオやBGMなんかでたまたま流れてきただけであり、自分から意識的にレコードやCDを掛けることはなかった。
ところで昨年4月、数学科のT先生という人がうちの学校に転勤してきた。T先生はとても真面目な先生であり、そして、組合活動に熱心に取り組んでいる。T先生は、会議の席では自分の意見を主張することが多い。また、発言するだけでなく、自前でチラシ（組合の通信に間借りしている？）を作り、先生方に配っている。「空気を読まない」とか「イデオロギーが合わない」などの理由で、彼のことを快く思わない先生方もいるかもしれないが、俺にとってはかなり面白い存在だ。THE BEATLES以外の音楽や、本、演劇などにも興味があるみたいなので、話題も合うと思う。
そんなT先生に、冬休みが始まる前に『THE BEATLES ANTHOLOGY』（2枚組×2セット＝4枚分）を借りたが、ブックレットが大変充実しており、熟読しながら聴いているので、もうしばらく返せそうにない。でも、おかげでTHE BEATLESのナンバーがどのようにして生まれ、彼らがロック・バンドとしてどう発展してきたか、少し分かってきた。
そう言えば、昨年ライブに行ったAEROSMITHだってTHE BEATLESのナンバーを何曲もカバーしているし、Mr.BIGのポール・ギルバートもTHE BEATLESの大ファンだ。THE BEATLESとハード・ロックやヘヴィ・メタルに何の関係もないと思ったら、大間違いなのである。
というわけで、T先生には今度、METALLICAのサウンドでTHE BEATLESのナンバーを演奏する「BEATALLICA（ビータリカ）」というバンドのCDでも貸してあげようかな。