METALTEACHER Blog

メタル好きの高校教師がいろいろ書いております。

LOUD PARK 13 AT SAITAMA SUPER ARENA!

2013-10-29 20:03:28 | 日記
今年は2日間の「LOUD PARK」だが、仕事の関係で、行けるのは10月20日(日)の2日目のみ、しかも、ヘッドライナーのKING DIAMONDが直前でキャンセル。ステージセットを船で輸送していたところ、中国の通関でストップがかかり、到着が間に合わないって何だそりゃ?! 初来日でバンドもスタッフも不慣れだったにしろ、あまりに情けないトラブルだ。2日間ともヘッドライナーが弱いと言われつつも、俺、密かに楽しみにしていたんだけどなあ、KING DIAMOND。もう彼らは二度と来日しないかもしれない。
というわけで、限られた時間を精一杯楽しむために、朝10時すぎに会場入り。
ステージ上にはちょうどMCのサッシャが登場。子供と一緒にTVの「ネプ&イモトの世界番付」を見るようになってから、彼を含めた外国人タレントの顔を結構覚えた。できればもう少しロックに思い入れのあるタレントにやってもらいたいんだけど。
10時30分、トップバッターで登場したMETAL CLONE Xは、ももクロのナンバーをメタル・バージョンで演奏するバンドだ。そしてギタリストは日本ですっかりおなじみのマーティー・フリードマン。まあ、メタルでやるのはいいんだけど、もうちょっとアレンジのやりようがあるんじゃないかなあ。せっかくのメロディーが活かされていない。なーんて思っていたら、突然、演歌歌手の八代亜紀が登場! まさか、かつてテレビ東京の「ヘビメタさん」で共演した二人のライブ演奏が見られるとは思わなかった。笑っているお客さんもいたけど、個人的には非常に大きな収穫だった。
次のBREAKING ARROWSの演奏をしばらく聞いたところで、物販コーナーへ。申し訳ないが、CDショップで視聴したアルバムが今ひとつだったので、スルーさせてもらった。物販コーナーは、おそらく昨日の段階でかなり売り尽くしていたのか、あまり混雑していなかった。というわけで、TRIVIUMのTシャツをゲット。
そういえば、1日目に行けなかったのが悔しかったので、同じ日にKISSのライブ会場(幕張メッセ)で買ったツアーTシャツを着て行ったら、知らない人に「KISSどうでした?」と声を掛けられた。みんな武道館に行くんだろうね。
3バンド目のENFORCERは元気だったけど、音がうるさすぎ。まあメタル・バンドだから音は大きいのだが、キンキンして少し不快な音だった。
次のMOKOMAは「LOUD AND METAL ATTACK(Supported by FINLAND FEST)」でかなり高評価を得ての再来日らしいが、もう少しアピールが欲しかった。
今回、特に印象に残ったバンドのひとつがAMORPHIS。2年前、CHILDREN OF BODOMとのカップリング・ツアーで来日した時は、渋谷AX(もうすぐ閉鎖するらしい)が会場だったのだが、この日は巨大な会場にふさわしいドラマティックな楽曲をスケールの大きな演奏で聞かせてくれた。
さて、問題のBABYMETALである。確かに音はメタルっぽい。”イジメ、ダメ、ゼッタイ”(特にクリストファー・アモットの参加バージョン)なんかはかなりグッとくる。でも、これはメタル・バンドではない。少なくとも、「メタルが演りたい」という明確な意志を持ったメンバー達の集まりではない。それどころか、ライブの最中、自分の言葉では何もしゃべっていなかった。この掛け合いのなさ、予定調和、作られ感は如何ともしがたい。それにしても彼女たち、見ていて相当気の毒だ。
BABYMETALのおかげか(?)、次のTRIVIUMは激しく盛り上がった。大きなモッシュ・ピットが2つ、途中から合体して恐ろしく巨大化していた。しかし、テンションの高さは前回のLOUD PARK出演時ほどではなかったと思う。”Anthem(We Are The Fire)”を演らなかったのも残念。
SPIRITUAL BEGGARSはマイケル・アモットのギターが相変わらず泣きますね。ホント、マイケル・シェンカーっぽい。あと、前作から参加のアポロ・パパサナシオ(Vo)って、結構チビなのね。そして、歌は確かにうまいんだけど、やはり前任者の存在感・・・・・・。
STRATOVARIUSの安定感と貫禄については想定どおり。中心メンバーのギタリストが交替しても、高品質なアルバムを出し続けているので、第一線でのポジションを保っているのだ。
LAST IN LINEは、とりあえずヴィヴィアン・キャンベル(G)が元気で良かった。でも、何で今、ここで、DIOのいないDIOなのか説得力に欠ける。個人的には、ヴォーカルがトニー・マーティンかニルス・パトリック・ヨハンソンあたりだと盛り上がったんだけど。
さて、LOUD PARK2日目、良くも悪くもすべてをかっさらっていったのがYNGWIE MALMSTEEN。この日はエフェクターが原因と思われる「ピー」という音が止まらず、途中、ギターを替えたり、演奏を中断してスタッフが入ったりと、一向に収まらぬ音響トラブルに「主人」はイライラしながらも、逆境を強引にねじ伏せるほどの「イングヴェイ奏法」をこれでもかと惜しげもなく繰り広げるのであった。が、やはり機材トラブルは如何ともしがたく、周りのメンバーや観客(健気な「イングヴェイ!」コール)が何とか「主人」の機嫌をとり続けるも、ついに「主人」は爆発、ギターをぶち壊し、客席に投げ入れ、バンドのメンバー、スタッフ、観客が呆気にとられる中、演奏終了。結果的には、次に出演するはずだったKING DIAMOND、キャンセルして良かったね。

今回は2日間とも非常に充実したラインナップだったと思う、ヘッドライナー以外はね。とにかく出来るだけ早く、来年に向けてブッキングを進めてもらいたいなあ。

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