困った人事異動

春は出会いと別れの季節である。
私自身も、この年度末、別の工業高校に異動することになった。
ただし、所属は機械科である。
もともとの専門は建築だし、教員になって18年間、建築を教え続けてきたのだが。
「工業」という免許を持っているので、どこでも教えられるだろう、ということである。
「上」の方は、工業教育の専門性をそのように考えているわけだな。
一級建築士の資格の有無も、所属にあたってはまったく考慮されないことが分かった。相当苦労して取ったんだけどな。
ちなみに異動先には、建築系（建設科）以外の学科に一級建築士所有者が2名、二級所有者が1名存在することになる。
専門外の教員も、受け入れる学科側も、教わる生徒も迷惑な人事異動はいつまで続くのだろうか。
というわけで、明日から自分にとって未知の世界が始まる。とりあえずは与えられた使命を全うしようと思う。