METALTEACHER Blog

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ITALIAN ROCK HISTORY Incontro con Tradizione ed Innovazione!

2013-09-24 22:17:23 | 日記
いきなりタイトルにイタリア語が混ざっているが、日本語訳だと「イタリアン・ロック・ヒストリー~伝統と革新の邂逅」とのこと。
ここ数年、イタリアン・ロックあるいはイタリアン・プログレにどっぷりはまってきたが、今回のAREA、NEW TROLLSというラインナップによる公演は、リスナーとしての私自身にとってひとつの大きな節目となった。
前衛的なパフォーマンスのAREAももちろん良かったが、やはり、NEW TROLLS(正確に言うと、今回は「la storia NEW TROLLS」が正式なバンド名。メンバー交代やバンド分裂を繰り返した結果、現在は「NEW TROLLS」というバンド名が使用できない)である。
この動画を見てもらえれば分かると思うが、本物のストリング・オーケストラとバンドのコラボレーションが生み出すドラマティックな楽曲が大きな特徴だ。
前回、「NEW TROLLS UT」での来日の際もストリングスは付いていたものの、少人数だったので迫力が多少足りない印象を受けた。今回は確か20人ぐらいはいたはず。管楽器もいたし、アルバム「Concerto Grosso」の世界観を表現するのに十分な編成だった。
いや、それどころか、生の演奏による衝撃度はCDやDVDをはるかに凌駕する。つーか、次元が違うのだよ。
もちろん、生演奏による音の良さ、あるいは迫力というのはあるだろう。ただ、今回それ以上に感じたのが、目の前にいる生身の人間としての、演奏者の身体の動き、表情、そして伝わってくる「思い」だ。そして、一人ひとりのそれらの要素が一つにまとまった時に、言葉では言い表せない(ただただ、涙があふれて止まらない)ほどの衝撃が伝わってくるのである。
今回、ストリングスを担当した日本人の皆さんも、心から演奏を楽しんでいた様子で、見ているこちら側もとても幸せな気持ちになった。

この夏は旅行やコンサートですっかりイタリアを堪能したなあ。金が飛んで懐は貧しいが、とても豊かな時間を過ごすことができて良かった。

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