外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

2019年チュニジア・トルコ・イタリア旅行記(26)~フィレンツェ4日目~

2020-09-12 15:36:59 | イタリア

 

 

フィレンツェ滞在4日目は、かつてお世話になった女性のお宅を訪問し、付近のリストランテで昼食をご馳走になった。

 

この知人にはフィレンツェに住んでいた時期、彼女が経営している会社でたまにバイトさせてもらったり、当時の自宅で一時期掃除の仕事をさせてもらったりしたのだ。バイトをやめてフィレンツェを離れた後も、この街を訪れる度にご挨拶に伺っているのだが、毎回どこかのお店や自宅でご飯を食べさせてくれる。私の顔を見ると、「あ、何か美味しいものを食べさせなきゃ」と思うのだろうか。ありがたいことである。

 

知人が現在住んでいるのは、チェントロ(歴史的中心地区)のドゥオーモ広場に面する建物の中にあるマンションで、窓からドアップでドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)が拝めるという、ちょっとありえないようなロケーションの豪邸だ。フィレンツェのシンボルであるドゥオーモのすぐ隣で、観光地のど真ん中っていう。初めて行ったわけではないが、久しぶりだし、せっかくの機会なので、窓やロッジア(開廊)からの風景を撮影させてもらった。旦那さんは仕事でパリにいるということで、この時は不在だった。

 

 

窓からドゥオーモの側面とジョットの鐘楼が見える

 

 

緑豊かなロッジア。屋根があって、建物の正面の側が開いている。ここで夕暮れ時にアペリティーヴォ(食前酒)を飲みたい。

 

 

テラコッタのプランターをミニライオンが支えていた。かわいい。

 

 

ネットを張った開口部から、ドゥオーモがアップで迫る。

 

 

拡大してみると、こんな牛の像も見えると教えてもらった。

 

 

地元の中学生のグループがある日このお宅にやってきてチャイムを鳴らし、課外授業のため、ぜひお宅からドゥオーモを観察させてほしいと頼んだことがあったらしい。知人が承諾すると、子供たちがぞろぞろと中に入ってきて、ドゥオーモの観察を始めたという。イタリアの学校にも社会見学はあるのだ。

 

 

ちなみに、反対側のバルコニーからは、周りの住宅が見える。どこも豪邸ぞろいだ。

 

 

 

お宅を見学させたもらった後は、マンションのそばの、やはりドゥオーモ広場にあるリストランテ・ピッツェリーアで昼食をとった。

 

 

「ラ・ボッテーガ・ディ・ドナテッロ」(ドナテッロの工房)という店だ。

 

 

観光客も地元客もいる。

 

 

まず、アンティパスト(前菜)に生ハムメロンを取ってシェアした。生ハムもメロンも美しくてテンションが上がる。

 

 

 

プリモ(1皿目)は、私はラヴィオリにした。知人はピッツァ・マルゲリータ。

 

バジリコさんは奥ゆかしく隠れておられる。

 

 

どれも美味しかったことは、言うまでもない。2人ともプリモで満腹してしまって、セコンド(2皿目のメイン)まで行きつけなかった。もっと胃が大きければ・・・まあ、結局私は酒があればいいんだが。ワインも美味しかった。飲みすぎた。

 

隣のテーブルの観光客の女性2人連れがフィレンツェ名物のビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べていたので、写真を撮らせてもらった。

 

「写真?どうぞどうぞ!この角度のほうが撮りやすいかしら?」と言って、お皿の向きを変えてくれたりして親切だった。彼女たちも、ビステッカを前にして観光気分が盛り上がっているようだった。そりゃそうだろう。

 

 

食事中、足元をすずめたちがウロウロしていたので、知人と2人してパンくずを投げまくったら、お店の人に怒られた・・・

 

ブランコに乗りつつ(?)上で待機している子もいた。

 

 

 

また遊びに行きたいが、コロニャのせいでどうなるかわからない。コロニャめ・・・

 

 

(続く)

 

 

 

 

コメント (2)
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