CHOUXYUKIO

CHOBLOG

いちばんだいじ

2008-02-15 04:35:35 | Weblog
言葉はおもしろい。
それによってしばられると安心することもあれば、不安をまきおこすこともあるね。
完全なツールなんてどこにもないのだ。
使いこなせるように大人になりたいもんだ。

「あなたも大事だけど、こいつの方がもっと大事。」
そういわれたらちょっと寂しい。
ディテールがはっきりしすぎていて、未来が固定されたように感じるからかな。

ぼくはそのへんがあいまいなのかもしれない。
たとえば恋人は大事だけれど、それと友人に対する大事にしたい気持ちを引き合いに出したくはない。
それは寂しい。ガキみたいだけど、寂しいのだ。
ほんとにみっともないご都合主義で、穴があったら入りたいけれど、
それぞれみんな大事、といいたい気持ちがあるのだな。

たとえばこんなフェアリーテールはどうだろう。

ぼくの大事な恋人に、もう一人、恋人が出来た。
でもその子は、ぼくの大切なセクフレだ。
ぼくらはぼくらで、キスもするし、人生の大切な話もする。
ぼくら三人はお互いを大事に、大切にしあっていければ、
なかよく暮らしてはいけないものなのだろうか。


でもまあ、こうして書いてみると、確かにぼくの中にも「いちばんだいじ」はあるものだなと思った。
それはそうだなと思った。なさけないけど。
それは明滅する光なので、それなしでは歩けないくらいなのに、とくにそれを感じない日もある。
でも光は消えてない。


そうするとさ、ってことはだよ、
「にばんめにだいじ」「さんばんめにだいじ」も、出てきちゃうものだってことだよね。
ありゃりゃ。そうかー。


でもやっぱりぼくは欲張りなので、
火事になったらそれを全部ひっくるめて、それをぜんぶ抱きかかえて、
丘の上まで駆け上がろうとするだろう。

「いちばん」と「にばん」と「さんばん」の入ったぼくのリュックはそのとき、
ぼくにとって「いちばんだいじ」なものになってるのだろう。

そう考えた方がしあわせだ。
なんとなくそうおもう。



最新の画像もっと見る