CHOUXYUKIO

CHOBLOG

ケニアン

2008-03-01 04:58:49 | Weblog
渋谷公会堂のちかくの
あの公園、なんていうんだったか、
その公園の近くに、
ケニヤンという名前の喫茶店がある。


しゅうと付き合いだしたときには、
よく行ってた。
アイミティという名前の
くどくないけど、
とても甘い(うまい)冷たいミルクティと、
まるごとリンゴパイが有名な、
ぼくより少しオジサンな店。


今日ぎっくり腰になって、
病院の帰り道、
しゅうと久しぶりに会ったのに、
またケンカになって悲しくなって、
あきらめてしまいそうになりながら、
なんとかケニヤンにたどり着いた。

アイミティを頼んだ。
仲直りの味がした。



二人前の元カレと
付き合ってるときぼくは、
モテてモテてしょうがない彼に
強がって、
べつにいくらでも恋人、
作ったらいいじゃん、って言い放って、
自分もどんどん新しい恋をしてみた。


いい出会いもあったけど、
夜、一緒に寝るのは彼だけだった。

でもある日、
「彼が夜、さびしいっていうんだ。週に2、3日だけ、向こうに泊まりに行っていいかな?」
と言われて、
気持ちが折れた。



も少しガマン出来たのかなあと、今では思ったりもするけれど、
やっぱしぼくは、
恋人はひとりでいい。


人は、ひとりで生まれてひとりで死んでいく。
知っている。

誰かに何かを、期待することのみにくさも頼りなさも、侘しさも知っている。


出会いの素晴らしさも、
すれちがうことの寂しさも、
人がどうしようもなく愛し合いはじめることの美しさも知っている。


でも、それでも、
どうしてもぼくには求めてやまないことがあるみたい。


つまんない人間ですね、ぼく。

でも、ぼくはそれでもかまわないと、
思えるようになった。

最新の画像もっと見る