工房 明泉(meisen)× 目に見えない世界のこと

陶芸について書くつもりがスピリチュアルなことメインになってます。


“黒い影” の教え

2022-12-02 | 日記

黒い影の教え

整理する


私は主人の両親と同居しているのですが、結婚した当初は祖父母も健在でしたので、私たち夫婦、両親、祖父母の合わせて6人家族、そしてもう1人、もしくはもう一体、正体不明の黒い影がおりました。

この黒い影とは同居初日から約3年間、一緒に暮らしておりました。


このように書くと、私は霊慣れしてるかのようですが、私はめっぽう怖がりなので、お化け屋敷は子供の時に無理矢理入らされて以来一度も入ったことはないし、ここはやばい、、、と感じるところは怖くて絶対近づかないといった感じです。

ですがこの黒い影に関しては全く怖いという感じがなく、むしろそこにいるのが当たり前のように受け入れてずっと一緒に過ごしておりました。


この黒い影、だいたい見かける時は定位置におりました。

家の中で見かける時は、階段を上って2階の踊り場の手すりのところによく立っていました。

家の外で見かける時は、母屋の裏手に農具小屋があるのですが、よくそこに立っていました。

そんなこんなで3年間、この黒い影と過ごしてある日、私は1回目の流産を経験しました。

そして流産後、体調が戻ってきたくらいの時に、この黒い影が私にコンタクトをとってきたのです。


ある日の朝起き上がってみると、寝違えたのか、左肩に痛みがあり、腕が上がらなくなっていました。首から肩にかけて重く、強張りがあり、そんな状態が1週間以上続きました。

寝違えただけなら、1週間もすれば多少痛みが和らいだり、強張りが薄れたりするようなものですが、この時は痛みが和らぐことも、強張りが薄れることもなく、ずっと同じ強さの痛みと強張りが続いていたため、もしかして” と思い、霊視をしてみることにしました。

そして現れたのが、黒い影=主人の曾祖父でした。

3年経って、ようやく私は黒い影が嫁ぎ先の曾祖父だったことに気づきました。そして私に気づいてもらえた曾祖父は、私に一言告げました。


 「仏壇を整理すれば子の席が

  空く」



私は嫁ぐ前に嫁ぎ先に結婚のご挨拶に伺って、お仏壇にお線香をあげさせていただいた時に、心をよぎったことがありました。


「子供は無理かも、、、」


どうしてそのように思ったのかというと、お仏壇の中がお位牌でぎゅうぎゅうづめだったからです。

主人は5代目なので、お仏壇の中は1代目、2代目のおじいちゃんおばあちゃんと、幼くして亡くなった子供達のお位牌で隙間もないほどいっぱいだったのです。


 お仏壇の中に隙間がないという

 ことは、現世の家族内にも新し

 い命が入り込む余地がない。


お仏壇(お墓も同様)は、今を生きる私たち家族の写し鏡です。お仏壇・お墓の状態を見ることで、現世を生きる家族のあり様がみてとれます。

私はこれらのことを結婚前に父方の先祖供養をする中で身をもって経験し、学んでいたので、仏壇を整理する” という曾祖父の言葉はスッと心の中に入ってきて、理解することが出来ました。


お位牌を整理するということは、先祖代々のお位牌を設けて、古い先祖の御霊を先祖代々のお位牌に合祀していただき、個々のお位牌は魂抜きをしていただき、お焚き上げにだすということです。


ちゃんと説明すると理解できることではあると思うのですが、ご先祖様のお位牌をいじるということは、生きている人にとってはやはり抵抗のあることで、よくないこと”  と思いがちです。なので、あの世のこと、お墓のこと、仏壇のこと、位牌のことをこの世の人に説明して理解してもらうのはとても大変だとずっと思ってました。ましてや嫁が(しかも嫁いできたばかりの嫁が)嫁ぎ先の仏壇や墓のことをあれこれ言うのは、角が立つことだともわかってました。なので3年間、お仏壇のこと(そしてお墓のこと)をずっと心の中にしまっていたのでした。

しかし、今回は曾祖父のお墨付きをいただいたのです!私は即行動に取り掛かりました。


家族は私の話に最初は首をかしげはしましたが、新しい命のためならと、意外とすぐに事態は動きました。

古い御霊を先祖代々のお位牌に合祀し、古いお位牌の御霊抜きをしていただいてお焚き上げに出し、無事お仏壇の整理が終わると、曾祖父はお祝い気分で一升瓶片手に手酌でお酒を飲んで、体中タコのように真っ赤になりながら喜んで成仏していきました。

それがだいたいお盆前くらいだったと思います。

そして翌月の9月、妊娠が分かり、翌年無事に第一子を出産したのでした。


今は各家庭でお墓を建てる時代です。後に続く子、孫の幸せ、そして今を生きる私たちの幸せと繋がるという視点で、先祖供養〜お墓〜お仏壇〜お位牌というものと向き合ってみていただければとおもいます。