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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

介護職研修者の実習受け入れ中

2012-09-05 21:44:27 | 介護の職場事情
勤務先は、やがてヘルパー2級や介護福祉士になる人たちの実習先となっています。
もちろん、中には実習先が気に入ってそのまま社員となる人もいるのです。

研修者には2とおりあって、
1、2日間の短期間、見学みたいなものです。
2、給料をもらいながら、実習して講義は休日を当てる。

1の場合、介護福祉士になるのは専門学校ですので、精気の実習は施設で1ヶ月間とかあります。学ぶ期間も2年。
2は、6ヶ月間ですね。

そのほかにも、ヘルパー講習の中での実習先になっています。


認知症の方をお世話するところ、ということで派遣先の講師から厳しい注意や脅かし(?)を受けてきている人もいます。

あまりに普通に生活し、普通に会話ができるので、かえって「???」みたいな実習者もいました。
すべてに介助が必要かと思われていたようです。


ご入居者にとっては?
見慣れない顔は、やはり「ヨソノヒト」です。
私たちのことは「先生」と呼ぶ方々が、研修者には呼びかけが異なります。

研修者に、わたしは教える立場にありませんが、
「どのように話を聴いてよいか分からない。」という研修者にはアドヴァイスだけは持ち帰ってもらいます。

お話が理解できない方に対しては、
脈絡がない会話なので、語尾、つまり最後のフレーズを繰り返す鸚鵡返しが会話のコツ。
いろいろお話なさる途中のことはお忘れになるけれど、最後のフレーズは残っているから。

どんな楽しいことでも疲れるので、長くかかわりすぎないこと。

「お忘れになる」ということを前提にしてかかわること。


私自身を振り返っても、手探りでした。
これから介護という厳しい職業についていく人たちなので、実習の期間に一つでも頭に残ることがあればよいな、と思います。


「ここで一緒に働きたい!」といってくれる実習生が出ますように・・・。