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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

公共施設適正配置の市民説明会

2012-09-02 19:41:53 | 地域コミュニテイ
市の登録団体の代表をしていますので、この表題の説明会に参加してきました。

要するに、生産人口減少に伴う赤字軽減のためです。
高齢社会、高齢社会、と口をそろえて言われるのを聞くのは辛いですね。

そんなのとっくに分かっていたことではないですか。

で、公共施設を利用しているわたしたちに、公共施設の立替問題と予算不足によるため、複合施設として施設を減らそうというあらかじめの説明のわけです。

運営はすべて民間委託。

公民館の建て替え削減と運営についてはかなり批判がありました。
音楽室などは不足しているが、反面会議室のようなところは使用頻度が低い。
そういう頻度でも見直しは必要でしょう。
今でも、わたしの団体などは会場確保が難しいですし、年明けには使用量が5割増しになります。


参加者のお一人が意見を言われていました。
「公共施設の一人当たりの広さという数字の上だけで計算しないでほしい。」



複合施設とは、
老朽、もしくは廃された施設を建て替えるとき、高齢者向け(ケアハウス、デイ)・幼児向け(保育所)・子供向け(学校)・文化施設(ホール)などをまとめて1箇所に建てようとするもののようです。

その考え自体は、わたしも介護に携わる中で理想と考えたこともあります。
(必ずそこにはリスクが伴うので、理想どおりに行くはずはないです。)

終了後、個別にうかがってみましたが、
実施されているところでは、やはりそれぞれの施設が複合とはいえ、自由に行き来はできず施錠されているそうです。

「見学に出かけてみてください。」と日本PFI(民間資金活用)協会理事長の方がおっしゃいました。


赤字は理解できるが、必要不必要の物差しをどのようにつけるかが大変になるでしょう。各世代ごとの市民も入れた上で煮詰めてもらいたいものです。
それとともに、全国一高いといわれる職員の人件費も縮小しなければ公平にはならないですね。