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歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

旧交(でもないが)を暖めに

2010-08-28 01:22:00 | Weblog
3ヶ月ぶりに元の職場へ出かける。退社する最後の日、認知症の周辺症状が酷くなった人の対応をしていたので、思うようにご挨拶できないままになってしまっていた。
自分の気持の中で、どうしても気がかりで改めてお話をしたかった。

半日以上かけてお一人お一人とお話をする。
中に、いつもとてもよい視旬を与えてくださる方がいらっしゃる。
「あなたのような人には出合ったことがないわ。」といってくださる。私は私のために働き、働き続けるために学んでいるのだが、感心されてしまった。
この方は自分で経営などもなさってきたので、的確な判断力があり、お話しすると、いつも教えられることが多い。
裕福すぎるのが少し考え方の違いになるけれど(笑い)。

認知症の方のところへも行く。
お休みのところを起こしたらしく「今、イタリアに行っていたのに・・・」と笑う。
「ごめんなさい、起こしてしまったのね。」というと、
「いや、いいよ、いいよ、おお、ひさしぶりだなあ。」
この方から頂いた絵は、私のところのリビングに飾ってある。
3ヶ月間、全く顔も名前も出していなかったはずだが、私の名前をしっかりと呼んでくださった!
「アメリカへはいつ帰るんだ?」
しばらくいなかったので、どうやら私はアメリカで暮らしているようになっていたらしい。この方らしい対処の仕方なのだろう。
「来月、帰ります。しばらくいますよ。」
「そうか、しばらくこっちにいるのか。」
「アメリカへ行ったらズボンが似合うようになったなあ!」(笑い)

わたし、きょうはTシャツにジーンズでした。

フイガロのチラシも持って行きスタッフとご入居者に見せる。
スタッフ2人が来てくれるそうです!
そうそう、皆さんバリトン君のこと、すぐわかりましたよ!「あ、この人!」だって。