つれづれなるままに・・・仕事日記。

つれづれなるままにいまの仕事のことを書いてみました。。。

食べものの偽装

2007-09-08 23:44:37 | コンプライアンス
 食べものの偽装って気づかれなそう。買うほうも選んで買う、賢い消費者になるのが何よりで、安かろうわるかろうでは体にとってもわるいこともしっかり見極めたい。でも安くていいものを買うにはどうしたらいいのだろう。味の違いが分かる人であること?普段は賞味期限や表示を見て買っているけど、表示されているものに嘘つかれてしまったら、はじめて買う時の安全安心の見極めはどうしたらいいのだろう。。
法をやぶって罰せられた会社は、法律違反だけでなく、消費者にとってはうそをつかれたと信頼できなくなって、二度と買わない→ひどい時はミートホープのように倒産してしまうのだろう。「信頼」って、目に見えないものだけど、回復するのは難しい。それはビジネスはもちろん人間関係でもそうであるように。。
 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの『星の王子さま』(フランス語原題 Le Petit Prince)の中で、« l'essentiel est invisible pour les yeux » 「大切なものは、目に見えない」って言葉がある。わたくしはあの言葉はすきだ。あの文章は、生命とは、愛とはといったことのために引用するのが適切なのかもしれない。けれども、なんだか、最近、お金や形ある物にばかりとらわれて、目に見えない大事なもの「こころ」とか愛とか信頼とか、大切にするとかいったまごころや、道徳とか倫理とかが失われているような気がする。法律に違反しなければ、何やってもいい的な風潮。ニュースを見ていると政治家でも国民が見ている前で平気でそんなことを言っている。子供だってそれはおかしいと気づくものでも、いつの間にか、お金、儲けなどばかりに目がいってしまった大人たちは、うそつくことはもう常識になってしまっている。嘘をつかずにお金を稼ぐことが、いま、そんなに難しくなってきているのだろうか。ちょっとむなしい感じもする。。。


◆格安米混ぜ精米日偽装、千葉の卸業者に業務改善命令へ・農水省 (NIKKEI NET)9/8
 千葉県のコメ卸売会社が、せんべいなどの加工食品に用いられる品質の悪いコメを国産ブレンド米に混ぜたうえ、精米日付を偽って表示、出荷していたことが8日までの農林水産省の調査でわかった。同省は悪質な手口で厳しく対応する必要があると判断、来週中にも日本農林規格(JAS)法に基づく業務改善命令を出す方針を固めた。

 業務改善を命じるのは千葉県習志野市の「丸広米穀」。同法に基づく改善命令は約2年ぶり5件目で、精米日付の偽装を巡っては初めて。(19:41)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070908AT1G0704L08092007.html


◆農水省、ミートホープに厳重注意 (NIKKEI NET)9/7
 北海道苫小牧市の食肉加工販売「ミートホープ」による食肉偽装事件で、農水省は7日、不適正な表示をして日本農林規格(JAS)法に違反したとして、同社を厳重注意した。田中稔元社長を北海道農政事務所に呼んで文書を手渡した。

 JAS法では、消費者に対して表示違反があれば農水省は業者に改善措置を指示、従わなかった場合、刑事罰の対象となる。しかし、ミート社の事件のように、業者間取引における表示については規定がないため、注意にとどめた。今後、業者間取引もJAS法の対象にするよう検討している。

 ミート社は業務を停止し、自己破産手続きを開始している。

 また農水省は同日、ミート社が牛肉の個体識別番号を表示していなかったとして牛肉トレーサビリティー法に基づき適正に表示するよう勧告した。ミート社の納入先7社についても品質管理体制の整備を指導した。〔共同〕(14:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070907STXKF034207092007.html