つれづれなるままに・・・仕事日記。

つれづれなるままにいまの仕事のことを書いてみました。。。

地球のBCP

2007-09-09 23:29:23 | BCP・BCM
 京都議定書より一定の成果を上げたという「シドニー宣言」。「経済成長に伴って増える温暖化ガスの排出量を減らすのは難しいため、技術革新などで達成されやすい省エネ目標を優先」したという。守れなさそうな目標ではなく、現実ベースの目標になっている気がする。目標の明確な定義がないのと、拘束力のない努力目標である点は、やはり目標達成は難しい気もするが、省エネのために技術革新を生かすという観点は、トヨタのプリウス、ハイブリットカーなど、これまでも開発されてきているし、実際売れている。進化し続けたい人間にとっては、進化を地球のために使うといった、自然で前向きな方向性なので実現性が以前より高くなったような気がする。その早速の1例が、「サーバー省エネ、情報各社が支援」の記事にもある。パソコンの熱って、車に次いで、結構地球を暑くしている気がする。あやまってPC電源入れたまま外出した時の部屋の暑さを冷やすのはたやすくなかった。。。

 一方、「シドニー宣言」のもう一つの目標「20年までに(温暖化ガスを吸収する)森林の面積を2000万ヘクタール以上増やす」は、どうだろう。目標としては理想で植林など必要と思うが、海面がドンドン上昇しつつある中、狭い土地にどれだけ緑を増やすことができるかを考えると、少しこちらの方がむずかしい気がするのは私だけでしょうか。。。


◆「省エネ25%以上改善」努力目標、APEC首脳会議で合意(NIKKEI NET)9/9
 【シドニー=日高広太郎】アジア太平洋経済協力会議(APEC)は8日、シドニーで首脳会議を開き温暖化防止への決意を示した特別声明「シドニー宣言」を採択した。エネルギー効率や森林拡大の数値目標を設定した。各国が自主行動計画を策定する。拘束力のない努力目標だが、京都議定書による温暖化ガスの排出削減義務のない米国や中国なども対象で、一定の成果を上げた。

 特別声明は「2030年までに域内のエネルギー効率を05年比で25%以上向上させる」との目標を盛り込んだ。経済成長に伴って増える温暖化ガスの排出量を減らすのは難しいため、技術革新などで達成されやすい省エネ目標を優先した。通常は国内総生産あたりのエネルギー消費量で測るが、明確な定義は示されていない。

 このほか「20年までに(温暖化ガスを吸収する)森林の面積を2000万ヘクタール以上増やす」との目標も示した。世界の森林面積の0.5%に相当する。(19:35)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070909AT3S0800W08092007.html

◆サーバー省エネ、情報各社が支援(NIKKEI NET)9/9
 情報各社がサーバーなど業務用コンピューターの省エネ支援サービスに乗り出した。日本ヒューレット・パッカード(HP)はデータ処理量に応じて効率的に電力を使える独自ソフトを活用。日本IBMは、顧客がインターネット経由で最大1000台の外部サーバーを活用でき、自社の電力消費を減らせるサービスを始めた。データ処理量の増加に伴い、世界のサーバーの電力コストは年率1割以上増えている。省エネ支援で顧客の負担を軽減し、囲い込みを狙う。

 日本HPはサーバーの消費電力を監視するソフトと電力抑制ソフトを使う省エネ支援サービスを始めた。データ処理量に応じてサーバーの稼働率を自動制御し、電力を必要以上に使うのを防ぐ。(10:42)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070909AT1D0409408092007.html