行雲流水の如くに

空気のような岸田首相だが今の難局を乗り切れるか?

昨年の衆院選と今年の参院選を無難に乗り切った岸田政権は、長期政権になるという観測も出ていた。

しかし突然降ってわいたような旧統一教会問題、そして暑いさなかのコロナ過蔓延、ボデイブローのように効いて来る物価問題。

これまでは、以前の安倍・菅政権があまりにもひどかったので何もしなくても支持率が高かった。

だが、ここで対応を間違えるとあっという間に支持率は急落する。

 

旧統一会絡みで言えば、「安倍元首相の国葬」主導は、明らかに勇み足。

岸田文雄のスタイルは「後の先」、相手に打たせてから適当に流すやりかた。

それを「先の先」で行こうとしたことが大きな間違い。

共同通信の世論調査では国葬反対の方が上回った。

さらに問題なのは、安倍・菅政権下で統一教会とズブズブの関係にある自民党を他人事のように放置していることだ。

外国の宗教勢力によって我が国の政策の在り方が影響を受けていたのではないかについて、自民党内できっちり検証する必要がある。

ところが「アベノフタ」スタイルでなにもやらず、黒塗り弁当を国民に食べさせようとするなら考え方が甘い。

 

「コロナ過」対策は大丈夫か?

行動制限は取らないと早々に宣言してしまった。

参院選に勝って心の隙が出来たのか、もう少し慎重にすべきだった。

大都市を中心にすでに医療崩壊が始まっている。

大阪府の吉村知事は、高齢者の行動自粛を言い始めたが、ピントがずれている。

若者を野放しにしていることが感染拡大の主要因であろう。

 

物価高騰はなまじの対策では追い付かない。燃え盛る火の手を呆然と見守るばかりか。

ウクライナの戦争は長期化する。石油や天然ガス価格は年内不安定だろう。

日銀の黒田総裁は来年の3月まで「金融緩和」の旗を降ろさない。

何とも意固地な人だ。

もっとも効果的な対策は「時限的な消費税の引き下げ」

しかしやる気は全然ない。

 

嵐の中を進む自民丸は右舷(清和会)に損傷が発生、岸田船長のかじ取りが試されるところだ。


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