行雲流水の如くに

台湾有事と自衛隊の関係、そして憲法、国民はよく考えよう。

「台湾有事は日本有事である」というのは、確かにその通りである。

しからば日本がすぐ軍事行動をとらなければならないかというと、それは違う。

日本は台湾とは軍事同盟を結んでいないからだ。

もしこの時に米軍が出動し何らかの攻撃を加えられた時に、初めて日本の軍事行動が検討されるのだ。

麻生太郎が言うような「猥雑な主張」に惑わされないほうが良い。

 

アメリカの魂胆(ねらい)は、はっきりしている。

自らの力が弱ってきているので、なんとしても日本を中国の盾にしたいということ。

日本が防衛費を倍増させたのは、岸田政権が唯々諾々と米国の言い分を飲んだからだ。

しかし、このような流れとは違う考えもあることを認識しておいた方が良い。

昨日の朝日新聞に載った米ブリガムヤング大教授アーロン・スキャンブランド氏の意見が参考になる。

ある時点で、9条の改正が必要になるでしょうが、そうならないことを願っています。なぜなら9条改正の事態とはおそらく、日本が中国、台湾、米国、北朝鮮などを巡る戦争に巻き込まれるような、巨大な地政学的ショックを伴うからです。

自衛隊の果たすべき役割は大きいです。どの国も自衛権を享受すべきですが、憲法の精神にのっとり、先制攻撃や侵略戦争をせず、非常に謙虚に、軍事力行使をためらうことは、日本にとって非常に良いことだと思います。

 

私も全く同意見だ。

戦争を煽るような「空気感」は初期の段階から潰しておくことが大事だ。


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コメント一覧

megii123
i1189さん、こんばんは。
突然、日本の国土が他国から攻撃されるということはあり得ないと思いますが、そのための対処方法はしっかりしておく必要がありますね。
弾薬がすぐなくなる
megii123
べつらさん、こんばんは。
ご賛同いただきありがとうございます。
安倍・菅・岸田と三代にわたって着々と米国の下請け化が進んでいます。
このまま進むと「日本のウクライナ化」を心配しなければならなくなります。
中国は扱いにくい国ですが、それなりに対話のパイプは繋いでおく必要がありますね。
したたかに生き抜く覚悟が求められています。
i1189
安保条約には極東の安全が脅かされたら日米協議の対象とあるので日本が攻撃されなくても在日米軍基地を使わせるかとか、燃料を供給するかなどを協議すると思いますが、在日米軍基地、つまり日本領土を攻撃されたら日本は自衛権を行使しなければならなくなります。ところが自衛隊の弾薬は戦時にはすぐなくなるほどしか備蓄がないそうです。平和ボケでしょう。
bellavoce3594
全く同感です。バイデンは「日本の防衛費をたくさん出させたのは私だ」と先日言ったのです。岸田・バイデン会談は日本を売ったもの。自民党は今更ながら岸田氏を非難していますが、このことは知らんふり、まあ政治家の知的レヴェルと愛国の情がない、ということです。日本は調整係であるはず。お経のように「憲法改正」さえ言えば平和になる、という単純な人たちには閉口します。貴意見に賛成です。
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