岸田下ろしが進まないわけは、麻生太郎の次の言葉が端的に表している。
「岸田を追い詰めるな。追い詰めると、派閥解散の時のように前触れもなく衆議院を解散しかねない」
なんとも笑い話のような話だが自民党議員の心理とはこんなものだろう。
そして東京都知事選をかたずをのんで見守っているようだ。
小池百合子が大差で勝てば岸田首相が解散を打つかもしれないからだ。
もっとも最近の情勢調査では蓮舫猛追のようで、
蓮舫に言わせれば「小池百合子の背中が見えた」
石丸にはどちらかというと小池に流れていた無党派層の票が流れているようで状況は混とんとしてきた。
だから小池の大差勝利は無いだろう。したがって解散も無い。
自民党は、新総裁を決めて即解散して勝利した3年前の手法を今回も狙っているようだ。
しかしそのように主張しているのは茂木幹事長位だという。
秋になっても自民党への逆風は収まらないと予想する自民党議員は多いようだ。
ポスト岸田の面々が躊躇しているのはそんな読みがあるからかもしれない。
岸田首相が売りにする「聞く力」は、どうやら「都合良く聞き間違える力」だったようだ。
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