行雲流水の如くに

名なく位なきの楽しみ―――菜根譚を読む

リタイアした後、町内会の仕事をボランティアのつもりで5~6年ほどつとめた。

今の状態は、「名もなく位なき」状態だ。

私に文句を言うのはかみさんで、愛犬は少々吠える程度。

こういうのを「閑静安適」の楽しみというのだろうか。

人は名位の楽しみたるを知りて、名なく位なきの楽しみの最も真たるを知らず。  菜根譚

 

コーギー犬のメギー

 

赤とんぼじっとしたまま明日はどうする  渥美清

渥美清さんは風天と称して俳句を詠んだ。

なんともユーモアとペーソスが含まれていてホッとする。

ペーソスーーー哀愁とでも訳せばよいのか、人間らしいしみじみとした情味を感じさせる。

 

少しずつ春が近づいている感じがする。

 

冬きたる野の木野の草限りなく衰ふるものに美しさあり  窪田空穂

私はこのような境地にまで至っていないが、このような気持になりたいと思う。

 

ミモザ(2019.2.28  札幌百合が原公園温室にて)


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コメント一覧

megii123
michiyo2859さん、こんにちは。
ロマンチックと言われると照れてしまいます。しかし案外そうかもしれません。
表面はリアリストを装っていますが。

大隈重信は「花を愛する位の人間に悪人はいない」と言いました。
大隈がこんな言葉を残したとは驚きですが、人間は多面的な面を持っているほうが面白いですね。

かみさんとの会話は、漫才のボケとツッコミの感じになって来て(もちろんボケは私です)、それなりに遊んでいます。(笑い)
michiyo2859
https://blog.goo.ne.jp/michiyo2859

こんにちは☺️

いつも鋭いご指摘をされる行雲さんですが、すごくロマンチックでらっしゃいますよね。
時々風景写真や花の写真から感じられます。今日の春の近づくお写真とても素敵です(╹◡╹)

「私に文句を言うのはカミさん」
はい、私も反省します(笑)ね。
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